てとてと さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
割と丁寧に進行する異世界ゲームプレイ&えっち萌えエンジョイ
なろう系のRPG風異世界転移物。主人公がチート過ぎない程々の強さでRPG風ダンジョンを攻略したり、お金稼いで女奴隷パートナーにしてイチャイチャしたり。
タイトルに反し、全12話の大半を正妻ヒロイン一筋。
【良い点】
主人公が程々の強さで、チートゴリ押しではなく戦術や情報収集、スキル習得条件の試行錯誤など丁寧にゲームプレイしている感じが楽しい。
チートではないが少し頑張れば圧勝できる程度の強さは、勝利を約束されているゲームをエンジョイするのに丁度良い。
盗賊相手の対人戦の容赦ない駆け引きや、油断するとゲームオーバー(死)という適度な緊張感も良いスパイス。
方向性は違うが「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中」と同様、エンジョイ重視。
主人公の目的意識がひたすら金稼いで生活基盤整えてハーレム目指して可愛い奴隷購入という素直さ。
ダンジョン攻略の試行錯誤と併せて、欲望のままに異世界生活を満喫すると割り切っている。
奴隷商との交渉も含めて、ロールプレイを満喫していて楽しそう。
近年流行りのざまぁ?復讐?みたいな悪意が無く、カラッとしていて気持ち良く視聴できる。
金策や食事などの生活基盤を比較的丁寧に描写しているのも良い。
ヒロインのロクサーヌかわいい。
序盤かなり苦労して購入した達成感から、ダンジョンでの試行錯誤の連携の過程で縮まる距離感、主従の壁を意識した奥ゆかしい関係から、少しずつ進展していく感じが好感持てる。
主人公の奴隷制度を受け入れつつヒロインを大切に扱う姿勢も良かった。
ロクサーヌに対して常に配慮、第二ヒロインのセリー登場後は正妻に気を遣う主人公面白いし大切に扱っていて好感持てる。
タイトルに反し安易にハーレムに走らず、時間をかけて親密になっていった。
11話ようやく登場のドワーフ娘セリーは可愛いですね。
登場は遅いが申し分なく可愛らしい見せ場あり、ようやくハーレム生活の期待が。
作画は水準並みだが申し分なく可愛い。
Hシーンも素直で好感持てる方。
規制版のエラー表示演出も僧侶枠ぽくてこれはこれで笑えた。
EDが異種族レビュアーズ彷彿とする電波ソングで笑える。
【悪い点】
良い点と裏腹、進行が遅くて地味。
丁寧なのは良いが、第二ヒロイン登場が遅すぎ、最終話ダイジェストでハーレム増員はイマイチ。
良い点と裏腹、チートこそ無いが、あくまでイージーモードのゲームリプレイ感。
盗賊との駆け引き含めて大きく盛り上がる程でもない。
痛快さに欠け地味。
主人公もヒロインも奥ゆかしい。
良キャラではあるが地味さも否めず。
ロクサーヌは「さすがご主人様」とテンプレなヨイショが目立ち、固有の魅力発揮は限定的。
通常版のエラー表示が過剰過ぎる。
別にそこまで隠さんでもいいような。
【総合評価】6~5点
コンセプトが素直で丁寧に作られていて好感持てる異世界エンジョイ系。
評価は「良い」けれど、とても良いには色々足りてない感。