Rye さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:今観てる
これは凄い(これはきっと、幼い少年少女が毒親からの脱却を図る物語)
ココ最近のガンダムの中でもプロローグの段階ではかなり重ための内容。
ます、作画は本当にサンライズ様さまさまだなと思うぐらいモビルスーツの作画は勿論、戦闘シーンの作画まで何から何まで美しいの一言でした。
この作画がこのまま続くのであれば本当にすごいと思います!
そして、プロローグの1番の衝撃は、まず主人公側の人間が母親以外1人残らず死んでしまう所、主人公が4歳という過去類を見ないレベルの最年少でガンダムに乗り敵機を3機撃墜し、挙句純粋無垢故に「ろうそくみたいで綺麗だね!」というところ。そして、4歳の誕生日ということで敵機を3機撃墜(主人公の発言でいくとこれでロウソク三本)そして、最後のロウソクは父親の突撃した機体の爆発によるものというとても、シリアスを通り越すような描写がとてもキツかったです。
エリーはこれトラウマにならないのかな?(普通にエアリアルに乗ってるあたり、シンプルに幼い日のことで覚えてないか、あるいはエルノラに記憶を改竄されたか?)
追記
1話、2話見ました。
プロローグのあのかなり重ためのシリアスさは今は無くなっていますが、あれが完全に消えているような感覚は自分にはありません。
きっとどこかであんな感じのシリアスさは出てくると思って身構えています。
ですが、今の感じはスレッタとミオリネが中心に話が展開されており、その中でもスレッタと出会って少しずつ成長し変わろうとしているミオリネが中心に描かれている気がします!
あと、このレビューのタイトルにもあるのですが、とにかく親が毒親です。
出てくる主要登場人物の少年少女の今現時点で出てきている親はとにかく子どもを自分の良いように使おうとしてるようにしか思えない毒親ばかり。
少なくとも、ミオリネとグエルの父親、スレッタの母親(これは、ゆりかごの星での話なので恐らくといったところ)は実の子に対する態度が酷すぎます。
ミオリネは、そんな父親をスレッタと出会う前までは嫌いで、陰で文句を言うだけでした。
ですが、スレッタと出会い実の父親に対して正面切って反抗し、間違いを正そうと、戦おうとしています。
そしてグエルですが、決闘に負けただけで、父親から恥をかかせるなと打たれる始末。
ここから、ミオリネ同様反抗して自らの道を切り開いていくのかどうかはまだ未知数。
最後にスレッタですが、そもそもこの子は母親の真の目的を全く知らないので、エルノラが毒親であることを未だ認識していないと言ったところ。(ゆりかごの星と本編の話が違うならエルノラはまだ毒親と言えない可能性があります。)
あと、ちゃんと話を見てない人はキャッキャウフフ物でガンダムっぽくないとか思う人もいるかもしれませんが、そもそも今回の作品は、10代~20代前半の若者が初めてガンダムを知ってガンダムを見始めてもらえる。そんな入門のような作品になりたいという制作陣の方々のお気持ちが込められているので、正直いつものガンダムや宇宙世紀ガチ勢の人が見ていつもと雰囲気違うと思ったり、「これはガンダムじゃない!」と思うのはある種当然だと思いますが、あくまでガンダム作品なので後々しっかりガンダム作品だなと思える物になってくると信じてます。
ですが、入門編と想定し作る上でなぜ、ガチガチに宇宙世紀の戦争物にしなかったのか…。
それだとやはり敷居が高いと感じたりする人がいて、新規のファンが付かずに今までのファンの人しかガンダムを見なくなり、結局ガンダムが衰退していってしまうと製作陣側が判断されたからではないでしょうか。
今回の作品は宇宙世紀ガチ勢の人にはウケがあまり良くないかも知れませんが、普段全然ガンダムを見なかったり今回が初めてだと言う人がかなり水星の魔女を楽しんでくれている気がします!
実際に私自身の周りでもガンダムを見るのが初めての人でハマってくれてる人がいるので、初めてガンダムを知るきっかけになり、この作品からガンダムを見始めるという人がかなり見受けられるので、製作陣の皆様の入門編のような作品にしたいという狙いはとても成功したと言えるのではないかなと感じました!
3話以降もとても楽しみです!