「竜とそばかすの姫(アニメ映画)」

総合得点
69.7
感想・評価
221
棚に入れた
641
ランキング
1742
★★★★☆ 3.5 (221)
物語
3.1
作画
4.1
声優
3.3
音楽
4.0
キャラ
3.3

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ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

要らない設定とキャラと展開を長々とやっている作品

『ぼくらのウォーゲーム!』や『サマーウォーズ』のような設定や展開は万策尽きたと言った感じなのかな。設定にもはや新しみも先見性も無く、結局は現代社会の問題(なのかは分からない程ありきたりすぎる)をメインにして大した深みもない事をゴリ押しているからつまらない。デジモンを3回見た方がマシ

歌に関しては普通にサビをテレビなんかで聞いていたから耳に残ってはいたけど、そのサビ以外はもう思い出せない
公開後かなり経過した後に映画館で観て唯一良かったと思えた点は最初の歌唱シーン。あそこは演出も歌も純粋に良かったと思う

声優に関してはセリフとセリフの間に挟まる息「あっ」や「やっ」などの感嘆詞まで一々声優に演技させていて、現実っぽいママやっているのが"アニメの演技"としては不要なのに、それを最初っからずっとやっているのが細田守

この作品、上手くいけば仮想空間と現実世界における自身の問題に関して面白い展開や投げかけが出来そうだったのに、どちらも上手く描こうとして失敗したパターンだと思う

主人公の過去にあった出来事から心情の変化やラストの行動のきっかけとなっているのが、一応"竜"という位置付けで、竜と関わっていく中で、自身はどうするべきかと言うことを考え行動していく
物語が進んでいく中で仮想空間に於いて自身が成した事とはみたいな展開は普通に良かったと思う
ただ、そのラストの締めに現代の問題を入れて、実はヒーローぶっているだけで気付いて貰いたかったみたいな展開は、唐突が過ぎるし、展開としても行動に理解を示すのは難しい。その理解の為に圧倒的弱者と虐げている人を適当に置いて納得させようとしているのも底が見えて嫌い
本当によかった所は、最初の歌唱シーンと流石のアニメーションのクオリティのみ。内容は『おおかみこどもの雨と雪』以降の細田脚本が無理ならこれも多分無理

今後も細田守は一応大ヒットは出しまくるからスポンサーに金出されて作り続けるのかな

投稿 : 2022/09/27
閲覧 : 140
サンキュー:

13

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