なっぱ𖧷𓈒𓂂 さんの感想・評価
4.1
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
体を動かさない試合なのにアニメでこんなに面白く表現できてるのって凄いことだと思う!
個人的には歌や作画などを抜きにして
ストーリー重視で評価をすれば100点満点の作品です。
ルールどころか触れたことすらない囲碁ですが、
75話あるアニメを2日で観終えるくらい面白かった!
ちなみに囲碁のルールは
最後の最後まで分かりませんでしたw
体はただ正座をして打つ時に腕を動かすだけの試合、、
それを動きがあってなんぼのアニメにしたのに
面白さがあるのは本当に凄いことですよね!
小6〜中3までのヒカルの成長が顔や体格の変化で
表現されていていつの間にか変化してるんです。
たまに作画の問題で体のバランスに
「ん?」と思うこともありますが、、
子供顔と大人顔の両方を楽しめました!!
とても丁寧な内容でゆっくりとしているので、
私はU-NEXT視聴なのですが
1.4倍速の方が丁度よく観ることができました。
早く次が観たくなるもどかしさに負けましたw
{netabare}
藤原佐為(さい)との楽しい当たり前の時間が
終盤でパッタリとなくなった時はヒカルの気持ちに
すごく感情移入してしまい悲しみでいっぱいでした。
探して探して探し回ってそれでも見つからず
囲碁の世界から遠ざかるヒカルを見るのも辛かった。
中国から戻ってきた伊角さんがヒカルの家を訪問して
「俺(伊角)の為に打ってくれ」とお願いし、
久しぶりに囲碁に触れるヒカルの手元に
佐為の面影が見えた時には私も号泣しました。
その後もアニメならではの奇跡は起こらず
最後まで佐為とお別れのままというのも悲しいけど
物語的にはとても良かったですね。
唯一出てきたのもヒカルの夢の世界でしたが、
夢で目の前に現れただけで言葉を交わすことはなく
ただただ佐為の笑顔を最後に見ることが出来ただけで
再会というわけではありませんでしたね。
だからこそ悲しみを乗り越え強くなったヒカルの姿に
熱くなるものが感じられたんだと思います。
佐為との出会いが囲碁を始めるきっかけになり
別れがヒカルを強くする。
最後の塔矢アキラとの試合で、
塔矢くんが「sai(ネットでの佐為)はもう1人の君だ」と
言ってくれた時は嬉しくなりましたね。
佐為がいる時に私もずっとモヤモヤしていたこと、
どちらかが居ないのではなくて
どちらも存在していたことを肯定してくれたような
そんな言葉に救われスッキリした気分になりました。
この試合を終えて以降、
今までギスギスしていたヒカルと塔矢くんとの関係が
ライバルとして良好なものになって良かった。
言い合いをして喧嘩する2人はやっぱりいいですね!
{/netabare}
スッキリとした素敵な終わり方でした。
もちろん続きも気になるので原作読みたいですね。