てとてと さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ハードボイルド?かは疑問だが何故か笑えるアクションサスペンス?56分ちょいのOVA
『ランボー』『コブラ』『コマンドー』など、1980年代に流行したアクション作品をイメージして製作されたハードボイルド・アクション作品、との事。
主人公の青年ライターが暗殺事件目撃して巻き込まれ、ヒロインとロマンスしたり、事件追う刑事(めっちゃ強い、発砲しまくり)らとアクション繰り広げる。
【良い点】
ストーリーは分かり易い。
ハードボイルドと銘打ってはいるが、妙にコミカル。
本人たち大真面目で別にふざけているわけではないが、上手く説明できないが妙にズレていて笑ってしまう。
主人公の青年ライターが闇の組織の事件に巻き込まれていく至って真面目な内容だけど、主人公の軽妙な性格や、刑事の問答無用で暴れまくる強さ、強いんだけど暗殺者の名前が空手拳五郎で空手使い等々、随所にシュールな可笑しみ感じる。
序盤、主人公が殺し屋から逃げ回るシーンとか、多分洋画のアクションシーン参考にしたと思われるが、高い所からガラスのアーケードに飛び降り→割れて落ちるとか、ふざけてはいないが笑える。
戦闘向きじゃない主人公が機転と勇気でピンチ切り抜けるのは良かった。
戦闘は刑事の望月の役目、多分コマンドー辺り参考にしたと思われるけれど、日本の刑事で問答無用な辺りがシュール。
終盤の銃撃戦はかなり激戦で真面目な一方、シュール。
オチもモブ上司と思われた署長がまさかの活躍するなど最後まで飽きさせないというか、大真面目なのがシュール。
ヒロインが美しい。
アグレッシブで主人公にヒケを取らぬ活躍する。
彼女とのロマンスもアダルトな感じ。
【悪い点】
ハードボイルドかは疑問符。
主人公の飄々としたキャラは、ハードボイルドを気取ってスベっている感じ。
刑事の方は確かにハードボイルドかもしれないが、単にヤバい人っぽい。
キャラは良いんだけど、薄っぺらい。
ラブマンスも上辺だけな印象。
【総合評価】6点
真面目に評価すると駄作かもしれない。
しかしハードボイルドのスベりっぷりがシュールな笑いを生んでいる?結構面白い。
評価は「良い」