タイラーオースティン さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
束の間の癒し
ブラック企業に勤める社畜の女性社員の伏原さん、通称社畜さんが深夜に残業していた時に幼女幽霊の通称幽霊ちゃんに立ち去れと言われる所から出会いは始まりますが、個人的にはオフィスに幽霊ちゃんが住み着いている時が一番面白かったかな。拡声器を使ってゴツい声で「タチサレ〜」と怖がらせるところとか、布団があったり、社畜さんから拝借したおにぎりを食べたり生活感がありましたね。
途中で幽霊ちゃんは社畜さんの自宅に住む事になり、そこに化け猫のみゃーこも加わり、そこからは社畜さんの為に一生懸命になる幽霊ちゃんとみゃーこに、それに癒される社畜さんといった構図になってて、彼女らにいかに愛おしく思えるかが楽しめるポイントになっているかに感じた。
ただ、良い面もある一方で、社畜さんの仕事ぶりを観ていると相変わらずのブラックぶりで、上司には怒鳴られながら新たな仕事を押し付けられたりと、そういう意味では自宅での幽霊ちゃんやみゃーことの様子は束の間の癒しなんでしょうけど、根本的解決になっておらず、すっきりしないものがありましたね。
全体的には明るめながら若干暗い影を落としているようなそんな作品でした。