てとてと さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
独特な持ち味を感じなくもないが、及第点未満のショートアニメ
浦和の御当地日常系ショートアニメ?3分半で楽曲除いて実質3分の全13話。
2022年夏に続編の「むさしの!」放送、別途レビュー。
※作品データベース様より一部修正
【良い点】
埼玉出身の声優陣や名物?の十万石饅頭ネタなど、とことん浦和(埼玉全域も?)推しで作ってみましたな制作コンセプト。
出来の良し悪しはともかく、がんばって作ってみた、なノリは嫌いじゃない。あと短いので気軽に見れる。良くも悪くも。
キャラデザが最低限の可愛さはある萌え絵なのは評価。過度な期待をしないならば十分いける。
内容も他愛の無い日常系で山も谷も無いが頭空っぽにして見れる。特に不快要素は無い。
キャラは方向音痴な風紀委員長か比較的可愛かった。
あと楽曲は良かった。EDの歌詞で浦和に新幹線が止まらないとか…
【悪い点】
背景を実写にしているが、キャラ絵と合わせてアニメーションとして違和感。
半端な解像度で見づらく、地元民でなければどんな場所か分からない。
低予算なのは許容範囲としても、もう少しやりようはあったような。
萌え系としても日常系としても微妙。会話劇に面白味があるわけでもなく単調で、短い尺でも飽きてしまう。
内容の薄さはこのジャンルならば必ずしも欠点ではないが、ここまで内容が薄いと流石に厳しい。
キャラは方向音痴の子以外は調(うさぎ)ちゃん含めて印象に残りにくい。
例えば地元民と交流して良い子が自然に浦和の良さ伝えるみたいな、定番の流れすら無かった。
ショート枠で人数が多過ぎる。鉄道部設定も活かせず。
浦和紹介番組として見ても中途半端。
微妙な日常系に尺が取られて浦和紹介の側面が疎かに。
クイズ編は強引ながら浦和ネタのチャンスだったはず、ここを無関係なギャグ(スベっている)に費してしまう。
【総合評価】3~2点
B級にも達してない駄作。名古屋の「八十亀ちゃんかんさつにっき」は良作だったんだなと思い知った。
日常系は難しいジャンルで半端な作りでは通用しない。
ただ、今振り返ると、独特な味わいが無いわけではなく、嫌いじゃない。
評価は大目に見てギリ普通か迷うけれど「悪い」