タイラーオースティン さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
続ブラックジャックが美味しい所を持っていった
戦争を題材にしていた作品ということもあってか冒頭から軍が村を攻撃したりと、なかなか衝撃的なスタートでした。
その攻撃や殺戮を指示していたプレスト大佐は自室でワーグナーの曲を聞くのを好んでいたりと、モデルはヒトラーだったんでしょうね。
ブレーメンの音楽隊がモチーフとなっていたこともあり、4匹の動物達がメインでしたが、それぞれ人間の姿で活躍させつつ、中盤以降は逃避行をするなかでそれぞれ元の姿に戻るタイミングも絶妙で、良い見せ場を出しておりました。
また、本作もブラックジャックが美味しいところを持ってったといいますか、今回は非力だった動物達に代わってクライマックスでのプレスト大佐との対決をしたりと、切り札的な存在感が半端なかったですね。
比較的お涙頂戴や説教臭さが弱い分、反戦のテーマをしっかり描いた作品だったと思います。