ato00 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
戦いのその先に
全23話の12話から2クール目です。
本クールは一転、ギアーデ帝国を打倒したギアーデ連邦が舞台となります。
よって、86の5人が主役。
レーナの登場はほとんどありません。
戦場の先にも戦場が・・・
でも意外にも希望の空気が流れています。
それは人を人として扱うギアーデ連邦だからこそ。
それに、はっちゃけた連邦暫定大統領と元女帝陛下フレデリカの存在が大きいです。
日常を経験してもなお残る思い。
それは、死んでいった仲間とレーナに報いるため。
言い換えれば、使命と言ってもいいかもしれません。
86の5人は戦場に戻ります。
ともに戦うギアーデ連邦の戦士たち、しっかりと今を見つめるフレデリカ。
そこには悲壮感はありません。
あるのは未来への希望のみ。
事ある毎に皆を鼓舞するフレデリカの言葉が心に刺さります。
22話と23話はクライマックス。
困難を乗り越えたレーナが登場します。
彼岸花の上を歩くレーナ。
そこには若くして散った86の同士への底知れぬ敬意を感じました。
ちょっとずるいかもしれません。
この感動のラストシーン。
しかし戦いは終わりません。
これは、人類の未来を示唆しているような気がします。