テングタケ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
オープニングのイントロの台詞、
「貴様は人か、それともカバネか」「どちらでもない。俺はカバネリだ!」
が最高にカッコ悪いです。
「虎だ、お前は虎になるのだ」←カッコイイ
「ワイは猿や。プロゴルファー猿や!」←チョイダサい
本作←チョーダサい
ゾンビ、江戸時代的な舞台設定、装甲列車、強い美少女、おっとりして芯の強いお姫様、美形剣士、お前らこんなのが見たいんだろ?というような製作者の声が聞こえてきそうです。クリエイターの内からあふれる創造力で作り上げられた作品ではなく、マーケティングによって組み立てられた商品という感じがします。
そのため、綿密に世界観が練り上げられているわけではなく、ストーリー上必要なものやあればカッコいいものは存在し、あるとゾンビ攻略が易化するものは存在しません。銃はともかく、江戸時代風なのに無線装置やバイクはありますが、自動車はありません。ウイルスの存在が既知なので電子顕微鏡もあるのでしょう。すげーや。
主人公がウザいです。自分の正義を振り回し、いつも叫んでいます。リゼロのスバルの次ぐらいに騒がしいです。顔色が悪いのは何かの伏線かと思いましたが、そんなことはありませんでした。
ゾンビに襲われたら即全滅の世界で、住人は生き延びるために何も気を使っていません。主人公もヒロインも行動がアホです。見ていて始終イライラしましたが、中盤から強い意志と強さとかっこよさを兼ね備えた敵が出てきて、これで面白くなる!と期待しました。ところがソイツもただのガイキチでガッカリ。親への復讐はよしとして、住民皆殺しにして何がしたいんだ。食料や武器や燃料は誰が作ってると思ってるのか。
絵は奇麗でした。褒められるところはそれぐらいかな〜。