てとてと さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
二股で清々しく可笑しいハーレムラブコメ。粗が多いが捨て難い
裏表の無い清清しく誠実なアホ主人公が、やはりアホのヒロインたちと堂々と二股する、ドタバタコメディー寄りのラブコメ。全12話。
「マンガ家さんとアシスタントさんと」「アホガール」と同じ作者。
※作品データベース様より転載
【良い点】
倫理的に明らかにアウトな設定にもかかわらず、全員アホ故にコメディー寄りのラブコメとして成立しちゃっている怪作。
アホで愛すべきキャラクターたち、ハイテンションでゴリ押しするノリが楽しい。
本人たちはシリアスなのが傍から見るとめっちゃ面白く見える。コンセプトの勝利。
ワンパターンなはずなのに、キャラと掛け合いが絶妙なので、強引に楽しませてくれるパワーに満ちている。
三者三葉なアホ可愛さが、激しいボケツッコミ掛け合いや互いに色んな一面知っていく過程で増していく。
ハーレムラブコメ要素も凝縮、胸の大小などでヒロイン間の意識させたりと手堅く萌えに持っていく。
アホなコメディーながら、割と真剣なラブコメの側面もある。恋する女の子の可愛さを素直に感じさせてくれた。
キャラデザもキャラも2021夏上位の可愛さ、特にサキちゃんのアホガールぷりは萌え。佐倉綾音氏がはまり役。
萌え方面ではアホながら(相対的に)常識人な恥じらいや葛藤シーンが非常に可愛らしい。
渚ちゃんは清楚系に見せて実はサキちゃん以上にアホだったり。
主人公は二股野郎なのに誠実さの権化、方向性は激しくズレてはいるが確かに大した男だ…
【悪い点】
終始似たようなハイテンションなためか、続けて視聴するとやや疲れる。もう少し緩急がほしかった。
コンセプトが上手いとはいえ、ワンパターンも否めず。
第三ヒロインのミリカちゃん可愛いんだけど、ややウザさが目立った。
第四ヒロイン?の紫の子は殆ど持ち味出せず。
【総合評価】5~6点
稀有なハイテンションコメディー寄りラブコメ。
可愛さも楽しさも申し分無いけれど、息切れしそうなのをギリ息切れさせなかった危うさも。
評価はとても良いには粗いけれど「良い」