栞織 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
思ったよりもSF的だった
本放映の時2話切りしていたんですが、このほどdアニで最後まで見ました。その感想です。
すごく昔「ムーの白鯨」という作品があって、「海のトリトン」が戦艦逃亡ものみたいな作品だったんですが、それと少し似ている感じがしましたので懐かしかったです。キャラデザインが年若い子向けのナチュラルな感じもムー白と似ていました。あと姫とお付きの子という取り合わせは言うまでもなくイデオンですね。この一期ではイデオンのように姫が狙われるエピソードがありましたから、そこも懐かしかったですよ。しかし話としてはそれらの作品と酷似しているというわけでもなく、まったくのオリジナルなSFで火星年代記が描かれていましたから、先入観とは違ってびっくりしました。すごく真面目に作られた作品だと思います。
敵の火星側のデザインや貴族社会は、ロシアやウィーンやドイツなどの近代の感じが出ていて、そこもアバンギャルドしていましたね。とにかくロボット戦はCGですごかったですし、話の方も先が読めない展開でとても面白かったです。いつもいいところで次回につなげてあって、引きがすごくありました。