Triazole さんの感想・評価
2.8
物語 : 4.0
作画 : 2.0
声優 : 1.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:今観てる
アニメが…
■ 原作について
原作について「ありきたり」だの「どこかで見た設定だ」だのという批評をちらほら見受けますが、私は楽しく読めたクチです。王道でいいじゃないですか。ストーリー中盤以降のどんでん返しも含めてきれいにまとまっている良作だと思っています。確かにヒロアカやワンピのような "華" はないかもしれませんが、ワールドトリガーに通じるような "味わい深さ” があると思っています。
■ アニメについて
というわけでアニメですが、作画やらストーリーやら何をおいてもひとまず主人公・アスタの「声」が気になります……。
(以下は自身の感想です。声優さん個人を非難する意図はありません)
熱血なキャラクターですから、叫んだりオーバーなリアクションを取るシーンが多くなるのはわかります。ただ、この「叫び声」が悉く耳につく……。
個人的に本作のアスタは原作の段階から、「ハイキュー!!」の主人公・日向翔陽とキャラクターが似ている気がしていました。小柄で直情的で負けず嫌いで諦めが悪い。実際、日向もことあるごとに叫んだり大声で気合を入れたりする描写があります。
ところが、ハイキュー!! アニメ版の日向の声は第1話からすんなりと入ってくるのに対し、アスタの声は1クール終わってもなかなか慣れない……。庵野さんの堀越二郎も倍賞さんの若ソフィーもそのうち慣れたのに……。
なんというか、
「オレだぁ~~~~!」
「いくぞぉ~~~~!」
「負けねぇ~~~~!」
のようなあらゆるセリフの「~~~~」の部分の音程が一緒なのがなんだか気持ち悪いです(どれも音階の天井まで当たってるイメージ?)。ムリヤリ言語化するなら「どんな感情・場面であろうと、抑揚が一定な感じ」とでも言いましょうか……。1か100か、というような声の張りなので聴いていてとにかく疲れます……。
おまけに、件の「~~~~」の部分で痰が絡むような独特のダミ声があり自分は受け付けませんでした。
アスタの声優さんは新人の方ということもあり、ある程度は目をつぶるべきとも思う……というより、この方はもっと幅のある声を出せる方だと思うのですが、その点において特に指導みたいなものはなかったのかな、と気になりました。
作画や引き延ばしに関してはどちらも壊滅的に評価を落とすほどではありません。……気にはなりますが。