hiroshi5 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
感想、そして雑談(メディア)
旅館、恋愛、友情、仕事、家族を主に扱った日常ドラマ的アニメ。これがこの作品を表すにもっとも適した表現でしょう。
自分でもビックリなんですが、ここまで評価が高くなった理由として、全てが綺麗に収まっていた点が挙げられるでしょう。その背景とキャラが構築する世界観は現実的雰囲気を醸し出しながら、次々に起こるイベントが視聴者が飽きさせない展開を繰り広げてくれます。
まさにNHKの朝ドラの様でしたw
BD特典vol.9の方で二期作成決定の知らせがあったので、本当に新たな展開を持ち望んでいます。
居場所はそこに存在するのでは無く、自分で作るものだ。
母親は子供に認められたら終わりだ。
などなど、人生まだ十数年しか生きていない自分にも何故か「成る程」と思えてしまうセリフがチラホラ。これは多分主人公が学生であり、物語のリアリシティーから来る感情移入が引き起こす親近感が若い私に「成る程」という共感に近い感情を感じさせるのでしょう。
音楽はOP/ED/BGMどれを取っても素晴らしい内容だったと思います。特にnano.RIPEは凄く気に入りました。
そして作画。これはP.A.Worksだから判ってましたけど、やっぱ素晴らしいですね。圧巻です。数年前のアニメと比べると、ホント、涙が流れてくるようなデキでしてミミ彡  ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ .|ミミ彡 正直、感動した
それにしても、この声優陣の豪華さはいったい何だったんでしょうか?w
伊藤かな恵・小見川千明・豊崎愛生・戸松遥・能登麻美子・間島淳司・etc.
私のプロフ見て貰ったら判るように、めっちゃリンクしてますw
もはや、私の日頃の行動から出た結果・・・・ってあんまり日頃の行い良くないな・・・・汗
まぁ10周年記念ということなんでしょう。しかし、声優とキャラのマッチ度も尋常じゃなかったですね。特に四十万スイ役の久保田民絵さんや蓮二役の山口太郎さんの演技は凄く、それはそれは完成度の高いものになっていたと思います。
一つ疑問に思ったことは、皐月が雑誌などで高く評価すれば本編の様に客が増えるのか?ということです。
確かにメディアの力は強い。でも、温泉雑誌や旅館雑誌というのはごく一部の人間の目にしか留まらないはず。ましてや、旅館に泊まりに行く為に旅行って行くんでしょうか?w
ちなみに、こういう発言はどうかと思いますが、日本のメディアはあまり信じないほうが良い。これは海外に住んでいると良く判ります。東日本大震災についての情報なども、日本国内で報道される情報と海外で報道される情報は明らかに違っていました。いや、違っているの方が正しいかな。
海外の東日本大震災についてのドキュメンタリーは菅直人元首相の個人インタビュー、東電社員からの告発、原子力ムラの勢力図、日本に蔓延る既得権益と官僚の影響力、そして不明確な特別会計など日本のメディアが報道するそれより明らかに詳細な情報を報道しています。これは海外だけが知っているのではなく、日本政府が隠蔽しているだけでしょう。そして政府と日本のメディアは記者クラブなどで密接に繋がっている。
つまり、今の日本メディアは大本営発表を垂れ流すだけで調査報道をしない。日本メディアは客観報道を指示する流れが強い為か殆どの記事は読み手が読みやすいように書き直しただけの速報ニュースになっている。確かに個人的観念が新聞記事に入り込みすぎると情報の信憑性が損なわれますが、与えられた情報だけをそのまま流すだけでは政府の思うままになってしまう。
情報を報道する側として、最低限の調査はするべきでしょう。
というよりも、記者クラブの閉鎖性、または排他性を改善することから始めることが必要でしょうねw
追記 4/05/12
メディアリテラシーという言葉があります。
これは検索してもらうと一番早いのですが、簡単に説明します。
受信者はまずマスメディアから発信される情報が偏っていることを理解しなければいけない。つまり、発信者が報道する情報が信憑性に欠けることを非難するのでは無く、我々受信者にも情報を識別する能力を身に付ける必要があるということです。