ローズ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
清く正しく美しく
女性だけで構成されている紅華歌劇団。
その劇団員を育成している紅華歌劇音楽学校。
毎年、多くの受験生がいるが、
合格したのは、元アイドルの奈良田愛や高身長の渡辺さらさ達であった。
作中の紅華歌劇団ですが、おそらく宝塚歌劇団をモデルにしていますね。
女性が演じる男役と女役。
男役は男らしく。
女役は女らしく。
舞台には華が無いと立てない世界。
トップになるには難しいです。
渡辺さらさは歌舞伎に絶望していたのでしょうね。
歌舞伎の世界は男の世界。
女役を演じるのも男です。
歌舞伎は女性の出雲阿国が発祥。
しかし、江戸幕府の施策により野郎歌舞伎へと変わり、女性は排除されました。
今でも男性しか入れない歌舞伎の世界。
さらさは歌舞伎に別れを告げて紅華に来たのでしょう。
もう1人にヒロインである、奈良田愛。
幼少の頃のトラウマによって、極度の男嫌いとなります。
唯一の例外は叔父の奈良田太一くらい。
元アイドルという事もあって学校からも世間からも注目されます。
紅華にはアイドルから逃げてきた側面もあります。
しかし、さらさと出会い自分自身を変える事に成功します。
俗世間から隔離された学校生活。
普通の学校だったら五教科などの勉強ですが、紅華は特殊ですね。
紅華の学生は、バレエ・日本舞踊・タップなど色々な事を学びます。
舞台に立つ劇団員としての学び。
仕草や礼儀作法などもあるかなぁ。
普通の教育とは違います。
私が注目したのは、渡辺さらさ役のCV千本木彩花と奈良田愛役のCV花守ゆみり。
作中で担当役が劇を演じるので、作中作という奴かなぁ。
私は声の演技で魅せられました。
千本木さんと花守さんの演技だけでも、十分に視聴して良かったと思えます。
女性の世界なので、ドロドロしている所も多少はありますが、比較的に見やすいです。
さあ、一緒に観劇しませんか?