PeachFly さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
世界観がしっかりした現代版魔法世界
久しぶりの投稿です。 この作品を「お気に入り」に入れようとしたら、「投稿」をしないといけないので、ついでに感想も加えて投稿してみました。 いつもの如く、物語のあらすじは他の方や作品の紹介にもあるので細かいところは省くとして、
今までにアニメ作品は数えきれないタイトルが作られていますが、名作と言われるのはその中のごくわずかで、この「あにこれ」の上位を占める作品でもあったりします。
個人の感性もあるので、一概にその作品が良いとか、悪いとか、は語れないのですが、私の観点から見て、「良い作品」、は世界観がしっかりしていて、観ていて安心できるもの、またその世界での主人公の立ち振る舞いがはっきりしているもの、だと思います。
私が観ていてつらい作品というのは…、
例えば、現代版の学生生活を題材にしていて、スポーツや、友情を演出している途中で、いきなり超能力が使えるようになるとか、テーマとして追っていた主題がいきなり全然違うものに変わるとか、
または… 近未来の作品でテクノロジーの進化がベースになっているところに、ギャグめいた演出が結構頻発するとか、 というケースです。
そうした中で、この「魔法科高校の劣等生」というのは…
{netabare}
「魔法が使える」、また「魔法は十分科学されていてその発動原理がかなり既知なものになっている」、という前提で、非常にしっくりした世界観が形成されています。
その中で、それぞれの得意とした魔法の特性を持つキャラの登場で、いろいろな角度から楽しめる作品だと思います。
いわゆる「勧善懲悪」的な要素が多分にあり、物語の展開もある程度予測しながら観ることもでき、ハラハラ、ドキドキ、感はちょっと薄いですが、なかなか楽しめる作品と思います。
DVD作品では1期のこの作品では 3部に話が分かれており、2クール分が 7話、11話、8話、に分かれており、同じ世界観ではあるものの、扱うテーマが変わっています。
1部では、魔法科高校に入学した主人公が学園生活を始め、その中で発覚した悪の組織と対峙します。
2部では、魔法科高校同士の競技大会の中で、競技を通してずば抜けた才覚が広まることとなります。
3部では、巨大組織同士の争いを舞台にして、戦略兵器としての主人公の本質が明らかになります。
1部毎の正味の時間が140分~220分なので、1本の映画と大体同じくらいのボリュームで、だらだらせず、「きりっとした」 話の展開になっていると思います。
{/netabare}
もうこの作品は数度観ているのですが、飽きがこず、安心して観られる作品と思います。
観ていて、「あ、こんな魔法使えたらいいかな…」、等と本当に思ってしまいます。
2022年の冬から3期目の作品も始まるようですが、すべてはこの1期からなので、観ておいて損はないと思います。
<<PeachFlyの「また観るかな~」判定>> : 5
0:途中で挫折、
1:もう観ない、
2:もしかしたらもう1回くらい観るかも、
3:たぶんもう1回は観るかな、
4:もう2~3回は観るつもり、
5:ベスト10に入る逸品!。きっとこの後何回も観ることでしょう^^