栞織 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
テレビで見なかったので再視聴 すごかった
2008年作品なので少し古いですが、当時の作画としては戦闘場面やCGの使い方などすごかったと思います。物語の起伏に富んでいて 最後まで飽きさせない作りでした。作画はテレビ放映の時よりもだいぶ修正されていたと思います。またテレビの時よりも日常シーンが少なくなっていて、その分ドラマや戦闘シーンが多めになっていたと思います。手直しされている点から見ても、送り手に大切にされていると感じました。脚本が緻密な感じで、最後の締めくくりはわりとお約束でしたが、そこに至るまでのドラマがしっかりと構成されていたと思います。とにかくテレビ放映時よりもよくなっていると思います。私が見たのはdアニでですが、アマプラなどでも同様かもしれません。
シェリルに関してはタカビーな先入観がありましたが、この脚本ならいいなと思いました。彼女のV型感染症がよくなるといいのですが、それも不明なまま物語が終わったのは残念でした。劇場版では最後冷凍睡眠状態になっていたりして、もし続編が作られるのならシェリルの存命がどうなのかはっきりしてほしいところです。またシェリルの故郷であるギャラクシーが最後黒幕であったあたりが、少しはっきりしていない感じで、そのあたりがもう少しわかりやすかったらなということで、物語点を減点させていただきました。歌詞で「妄想のギャラクシー」と歌っていたので、ギャラクシー船団が壊滅状態だったのが偽装工作であったというのがはっきりしていなかったのが残念でした。しかしこれだけ濃密な人間ドラマを、初代マクロスからの後継らしく紡いでくれたスタッフの力には敬意を表します。