てとてと さんの感想・評価

3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

CLAMP原作の6分ちょいの宣伝短編アニメ映画。魅力感じるけれど内容は不十分

CLAMP作品初のフルデジタルアニメとの事。劇場版カードキャプターさくらと同時上映。
籠の鳥な不思議な少女と、彼女を敵？から逃がそうとする青年のお話？(原作知らない)

【良い点】
幻想的で儚げな雰囲気が良い。
セリフあまり無いが、かなり綺麗な作画と、美しい楽曲で、特有の魅力を感じさせる。
ミュージッククリップ(宣伝や芸術目的で制作された、曲とイメージを統合した短編映画)としては良質と思われ。

詳しい経緯や設定は分からないが、囚われのヒロインと彼女を救い出さんとする男子の構図は王道で分かり易い。
事情は分からないが、とってもロマンチック。
囚われのヒロインが自由を求める感じは伝わってくる。

ヒロインのスウは背中の機械じみた天使の羽？が印象的で可愛い。

ヒロイン役はCCさくらでは名曲プラチナを歌った坂本真綾氏。
上手さはともかく初々しい感じでヒロインのイメージに合っている。

【悪い点】
ファン向けイメージ映像の域を出ず。
原作知らないと、詳しい経緯や設定、キャラの背景などのストーリーが殆ど分からない。
多少のセリフはあるが、もっと喋らせないとキャラクターの心情や魅力が伝わってこない。
宣伝目的としては何となくの雰囲気の良さはあるが、キャラや物語は判断出来ないため、微妙。

【総合評価】4～5点
CLAMPファンならばチェックして損は無さげな短編アニメ。
特にそうではない場合、ポテンシャルは高そうだけど、良いか否か判断付かない。
評価は良い未満の「普通」