plum さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
極めて高いハードルへの挑戦
ルパン3世といえば2ndだけど、1stも結構好き。どのくらい好きかと言うと、世間一般的に好きなレベル。あと、Part3は記憶にない。TVシリーズもお子様向けのようで、全く見ていない。そんな浅い知識の人が書くレビューだと、予めご了解を。
1st 23話 1971-1972
2nd 155話 1977-1980
Part3 50話 1984-1985
これに、カリオストロの城などの劇場版、多くのTVスペシャル。これだけ多くのエピソードが語られてきたルパン3世は、強い思い入れがある人が多いでしょう。そんな作品の新たな境地を開こうとしたこのチャレンジは、素直に拍手を送っていいことだと思う。恐らくどんな物を作ったとしても、強烈な批判が出ることは避けられない。始まる前から、かなりハードルが引き上げられていたはずであり、私もそのひとりです。
本作の第1話を見たとき、ルパン3世への愛着が私と同じ程度の人はこう思ったでしょう。
「えっ!深夜だからって乳首出してもいいの!?」
「おおっ!こういうアダルティなルパンを待ってたんだよ!」(←こっちです)
乳首は置いておいても、明らかにオトナ向けでした。シニカルでウェットに飛んだハードボイルドなルパン!ワクワクしました。しかし、中盤になるにつれてワクワク感が薄れ、ただの雰囲気アニメに思えてきたのは仕方ないのかもしれません。視聴前のハードルが極めて高く、シリーズ通してではなく1話1話に名作を期待してしまっていたから。個人的には、本作の結末は好きです。だから、過去作品から来る過度な期待抜きで、もう一度1話から見てみようと思います。また、蛇足だと言われているオスカーというキャラクターも、嫌いではありません。彼で1話使った回がありましたが、ああいう話は結構好きなんですよ。
いつかまた、この作風でルパンを作ってくれることを期待します!映画でもいいですよね。
最後に。不二子がネジ1本抜いただけで、ルパンの車がバラバラになるシーンが一番のお気に入りです。
■ 9話まで視聴
1話を見たときは、「こりゃすげぇ・・・」と思ったものです。アダルティで妙に雰囲気のある作画とストーリー。これは期待できると胸膨らませたものの、なんだか雰囲気アニメになってきた感じがします。
9話で不二子の過去に触れる少しシリアスな展開になりました。まぁ明るい話ではありませんが、ちょっと次回が楽しみになってきたかな。最後の五右衛門が可笑しかったけど。
ところでOPについてですが、なにこれ・・・と思ったいたら、ラーゼフォンのママンの人だったのね(笑)ラーゼフォンでも滑舌悪くて浮いてるな~と思ったものです。なぜOPをこうした。EDは結構好きなんだけどな。
あと本作とは関係ありませんが、ルパンのEDと言えば、これ結構気に入ってます。
「Love Theme/Ego Wrappin'」(CLUB JAZZ Digs Lupin the Thirdに収録)
1stのEDとして有名な「愛のテーマ」のEgo Wrappin'バージョンです。原曲の雰囲気を崩さずに、それでいてEgoらしさが存分に発揮されている、いい歌です。