ようす さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
閻魔大王の第一補佐官・鬼灯の、地獄での冷徹な日常を描くコメディ。
「鬼灯の冷徹」2期です。
1期を見てから時間が空いていたのですが、
内容を覚えていなくても問題なく楽しめました。
1期では、キャラはまあまあ好きだったけど
ストーリーはそこまでハマりませんでした。
2期はストーリーも用語もわかりやすくなっていて、
1期以上に楽しめました^^
どうも1期から監督さんも制作会社も変わったようで。
(キャストはナレーター以外継続でした)
全26話です。
● ストーリー
ここは地獄。
閻魔大王の第一補佐官である鬼灯(ほおずき)。
鬼灯様は常に冷静で笑顔を見せないドSな性格。
地獄の個性豊かな仲間たちと過ごしながら、
今日も仕事に励む。
地獄の日常&お仕事ものです。
基本的に1話が短いエピソード2つで構成されています。
キャラクターはたくさんいるので、
エピソードの幅もとても広いです。
昔の偉人が今は地獄で働いている設定が多く取り入れられていて、
その人が生前にどんなことをしていたと言い伝えられているのかの説明や、今回の話の舞台となる地獄の場所についての説明があってからお話に入るので、
勉強にもなるし、
言い伝えられている姿と作品の中での姿のギャップを楽しめるし、
“地獄”という場面の使い方がうまいなと感じました。
あくまで地獄の日常なので、盛り上がりやインパクトを求めている人には物足りなく感じるかもしれません。
1回に1話視聴で十分満足でした。
連続で何話も見続ける作品ではありません。笑
● キャラクター
主人公の鬼灯様をはじめ、
キャラは豊富で個性豊か。
濃すぎるメンバーを束ねている鬼灯様が有能補佐官すぎる。
閻魔大王はどこか頼りないので、
鬼灯様がいなければ地獄はここまでまとまって機能できていないでしょう。
笑顔を一切見せることがなく、
立場が上の者に対してもどこか見下げている態度、
だけど人望が厚いのは、鬼灯様の判断力が的確なのと、彼が一番の仕事の鬼であるからでしょう。
自分が面白そう、良さそうだと思ったものは積極的に取り入れ、
地獄の体制をいくつも改革してきた鬼灯様。
部下に対して面倒見がよく、指示は的確で説明は丁寧、
人物の適所を見極めてスカウト。
ああ鬼灯様のような上司のもとで働きたい…。笑
cv.安元洋貴さんの声もかっこよくて鬼灯様にぴったり。
1期では登場しなかった座敷童の双子が、知らない間にレギュラーメンバー的立ち位置で登場しているのですが、どうやらOADで登場していたキャラのようですね。
OADはまだ観ていないので、鬼灯様の子どものようなポジションにいる二人が最初は不思議でしたw
ちなみに私が一番好きなキャラは「かちかち山」の兎である芥子(からし)ちゃんです。
普段は礼儀正しいおとなしい兎さんですが、狸を目にしたり“狸”という言葉を聞くと我を失うところがお決まりネタで、鬼灯様との相性の良さが好きでした。笑
● 音楽
【 OP「大!地獄地獄節」「拝啓、地獄より」/ 地獄の沙汰オールスターズ[鬼灯(安元洋貴)、閻魔大王(長嶝高士)、シロ(小林由美子)、柿助(後藤ヒロキ)、ルリオ(松山鷹志)、座敷童子・一子(佐藤聡美)、二子(小倉唯)、芥子(種﨑敦美)、YOUR SONG IS GOOD]】
前半OPと後半OPに分かれています。
たくさんのキャラがにぎやかに歌うOP。
合いの手のセリフも可愛いです^^
【 ED「リバーサイド・ラヴァーズ(奈落の恋)」「地獄でホットケーキ」/ 上坂すみれ(作中ではピーチ・マキ役) 】
こちらも前半EDと後半EDに分かれています。
ピーチ・マキは地獄のアイドルです。
が、今回のEDはマキ名義じゃないのでキャラは関係ないようですね。
私は後半EDの方が好きでした。
● まとめ
短いエピソードで構成されているので、
気楽に見やすい作品でした。
地獄のことも勉強になりましたし^^
鬼灯様はイケメン鬼なので、
女性的にはそこもポイント高そうですね。
死後に地獄に行って辛い刑を受けないように、
現世で悪いことしないように気を付けましょう。笑