福松 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
ペイペイ目当て
2022-08-13記事作成
Gyaoで動画を観たらペイペイが当たるかも?という餌に釣られて、ホイホイと視聴を開始しました。餌がないとアニメも観ないというのは、我ながら情けない限りであります。ちなみに最近は膨大な量の漫画と本を読んでいます。
みんな大好き京極夏彦原作です。もちろん原作は必読・既読です。ちょっとキャラが美形すぎるきらいはありますが、のっけから京極ワールド炸裂でいい感じです。想像より匣が豪華でした。
OPの見どころは猫が俊敏に起き上がるところですね。短足で実に可愛いです。キャラ絵だけで誰が誰だか判るというのも乙なものです。あ、キャラデザはCLAMPでした。なるほど・・・。OP最後の四人と一匹のシーンもいいですね。平和が一番です。今後、ボケ担当の関口君がどう笑かしてくれるかが今から楽しみです。彼が居ないと息が詰まりすぎます。
原作以外の事前情報は一切なし、全話数の予想としては無難に12話にしておきます。おはなしの長さとしても丁度かなと思いましたので。
「ごきげんよう」は流石に言わないのね。言って欲しかったなあ。小船は完全に棺桶でした。8月15日は因縁深い日付です。お盆でもありますし。夏の桜の花びらか・・・。蝶々の見間違えだったりして。どちらにしても趣がありますが、桜の方が不気味なので、桜だと思い込んで観なおし確認はしない方向でいきます。昭和二十七年という事は西暦1952年、朝鮮特需の真っ最中で今から丁度70年前ですね。今日と日付が近すぎるのが不気味です。
EDですが、敦子出てましたっけ。見落としかな。誰かメッセください。
美しく、儚く、そして残酷な物語の始まりとして申し分のない第一話でした。期待せずにはおれません。
ちなみにペイペイの応募は一日一回らしく、毎日一話ずつ観るのが当選確率が上がるみたいです(-_-;)
さて、応募しますか・・・。(外れましたw)
2022-08-14追記
第二話を視聴、今回はOPを一時停止せずに一気観しました。前回は見逃していましたが、いつもの坂が冒頭にありましたね。坂は急こう配で長すぎるので、特に夏の真昼間には登りたくない(というか登れない)なと思いました。よっぽど追い込まれない限り、私は京極堂には通えなさそうです。歌詞も徐々に聞き取れてきていますが感想は後日に回します。
木場、無神経だな。キャラ的に声優はもう一音階でいいから少しドスを効かせてほしいです。国鉄は当然、民営化前なので駅員は公務員ですが、この点は長くなるし関係ないので割愛します。でも、あの台詞は民営化8年後の執筆時に意図的に書かれたものだと思いました。原作本が手元に何故か無くて確認できませんが。借りパチされたかな。直後、ブロマイド挟んどんのかい!と激しいツッコミを入れたくなります。椅子の上でひっくり返りました。映画館の全景カットは細かく描写されていて、色合いも戦後復興期の雰囲気を上手に表現していました。色使いの重要性を強く感じました。木場、楠本頼子の母親君枝にド正論。ここは良かったです。名外科医・・・。悪い予感しかしない表現ですね。
Bパートは8月30日。マッチ、私も煙草用に使っています。大量に貰った物で、燃えカスになかなか風情があります。鳥口w。今話題のカルトの気配。通り物。非日常から日常へ。不在のまま存在感を高めていく京極堂。本アニメでは京極堂の膨大な蘊蓄がどこまで削られるかも見どころですね。鳥口w。まだ台詞に出てきていませんが、カストリ雑誌を思い出しました。木場は柚木加菜子の事件を勝手に追っていることが示唆されました。鳥口w、なんでそこに入るんだよ、頭入れてバックしろよ。なんちゅう偶然。鳥口、持ってるな。魔物。
大変な緊張感ですが、まあ、これがずっと続きます。ここまでは概ねよろしいのではないでしょうか。細かい点は忘れていて、十分に楽しめています。
くじ引きは今回もはずれでしたが、はずれた場合、もうここには書かないことにします。
・ボケ担当は関口君じゃなくて、鳥口君でしたっけ。混同してるのかな。
2022-08-15追記 第三話
救急車のデザイン、しっかり調べてるみたいだし、レトロないい感じです。映画館のカットもそうでしたが、アニメ化する事で情報量が増え、良い雰囲気がちゃんと出ています。昭和好きにはたまりません。8月31日、木場、セミの鳴いている暑い中、なぜか途中から徒歩。しかも上着を肩に掛けています。警官も木陰でぐったりしてるのが面白いですね。まあ、木場も色々と考えながら歩きたかったのでしょう。8月25日に一旦戻ります。巨大な病院にエンジニア、たった二人の医者。ふむふむ。活字を切り貼りして作られた手紙といえば脅迫状かな。壱千萬圓也(現在の価値で10億から50億くらいと推計されます。まあ、あり得ない金額です)。フランス語が読めません。四年も習ったのに(なんでやねんw)。しかし、三人称単数男性が主語? 確かaはtoとかatだったような薄っすら記憶があります。「彼(それ)はどこどこにいるぞ(あるぞ)、あんたらに不都合だろ?」的な文章かな。でも、「かナ子は」に続く従属節だから複雑です。悪魔が彼かな。
Bパート。戦争を引きずっているなぁ。楠本頼子の母親君枝の錯乱。魍魎。翌8月18日、行者登場。あからさまに駄目っぷりが表現されています。一応、作品タイトルを言葉に出しています。何が浄財やねん。アムロ登場。誰だっけ。心で引き寄せ合う二人。柚木加菜子と陽子は父親が違うんだっけ。あれれ、楠本頼子、偽証? それとも加菜子に接近するための拙い策か。思いついた? 思い出したじゃなくて。木場の反問に「はい」と答えていない。黒づくめの手袋の男。いよいよ面会。頼子の覚悟を決めた表情。加菜子は何を言おうとしたのか。そして異変。え? 「じゃあ、行ってくるね」と加菜子は言いたかったのでしょうか。最後に頼子を一目見たかったのでしょうか。
EDで古谷徹さんは「謎の男」役とクレジットされていました。関口君の出番がなくて残念でしたが、テンションを保っていますね。
2022-08-16追記 第四話
石井警部の動揺ぶりが異常です。軽く関口君が陰口を叩かれています。良くしゃべる警官です。わざとウザくしてますね。流れで昭和の暴力、元軍人だしなぁ。頼子の目が・・・。木場の進言を柚木陽子が拒絶した後、え?となりました。完全に話の筋を忘れてますね。そして急展開。大混乱の現場ができつつあり、例の二人が登場するお膳立てですね。京極堂より先に名探偵が来て、言いたいこと喋って去っていくんでしたっけ。加菜子の夢か記憶のシーンで重大な示唆がありました。謎の男。
Bパート。翌9月7日、悪趣味な・・・。同10日、ついに関口君登場です。相変わらずパッとしない男です。のっけから笑かせてくれます。とんでもはっぷん! え、久保竣公が代打って、ひえぇです。謎の男が久保竣公でしたっけ。今日も左腕が二本、とか絶句です。妖怪、火車。同15日、昭和歌謡と寫眞舘とモガ(それは大正時代じゃろw)とは、なかなか絵になりますね。次の被害者感がにじみ出ていますけど。立ちんぼの取り締まりからの、あ・・・、でした。回収早いー。翌16日、またか。お、木場が寝転がっている縁側は京極堂の家っぽい? 煙草吸い過ぎやろ。人の事、言えないけど。姿を消した雨宮は失踪してたんだ。普通ならば雨宮が容疑者となりますが、原作者の構想はかなり斜め上を行きますので、軽々しく決めつけられないのが楽しいところです。木場、謹慎処分も致し方ないですね。さっきの予想は外れました。木場の自宅でした。皮肉な陣中見舞い。バナナの背景の新聞にどうしても目が行きます。紙面こまけーなー。綺麗すぎるバナナですが、たぶん当時は高級品だったのではないでしょうか。後輩くん、その鋭さはどこから来るのかな。モガじゃなくてアプレ・ゲールでしたか。勉強になるなぁw。本で読んでいる時はいちいち知らない言葉を調べたりしませんが、パソコンでアニメを観ていると、たまについつい検索してしまいます。いいのか悪いのか判りませんが、これも時代なのでしょうね。箱詰め。関口君犯人説は即却下ですね。黒い服で手袋の男。監督。芸名は南絹子。ニヤニヤ男からの強請り。風采の上がらないのは雨宮。駆け落ちは出鱈目。医師の美作。監督、甘粕大尉の手伝いって、なんちゅう経歴やw 不死の人造の兵隊を造ろうとしていた美作某。変な多砲塔戦車が出てきますが、たぶん実在しない物だと思います。夢っぽいですし。動きもタコっぽい戦車でした。タコといえば多脚で、多砲塔である事も何かの暗喩っぽいですね。不気味な感覚を喚起してきますね。同時に木場自身も火車の妄念に取りつかれつつあることを表現しているのだと思います。同23日、いかにも弁護士というカバンを持って、やってきたのが探偵社。ついに探偵が登場ですね。声が楽しみです。
全く関係ないですが、関口君の短編集の件、優柔不断な彼のことだから十日経っても決断できていないでしょうねぇ。
2022-08-17 第五話
冒頭からして謎。頼子と加菜子のことだろうけど。あ、関口君の著作でしたか。でも、物語(人生)の終焉を恐れているのは本心でしょうね。それをもたらすのは榎木津かな、それとも中禅寺かな。しかし関口君と久保竣公とのシンクロ率はなかなかのものですね。
ずっと感じていたのですが、OPとEDが若干短くないでしょうか。測ってはいないのですが。これは本編に詰め込めるだけ要素を詰め込みたいという尺の関係かな、と根拠も証拠もない想像をしています。
11月12日、えらい飛びますね。今の時代とのスピード感の違いを感じます。と思ったら明治13年でした。西暦1880年です。御箱様っぽいです。ちょっとナレーションに違和感があったので調べてみましたが、1877年東京大学設立、1886年帝国大学に改称でした。京都帝国大学の設立は1897年で、同時に帝国大学は東京帝国大学に改称されています。まあ、どうでもいいことですね。長尾与吉宅。丸亀の長尾郁子は有名ですね。1871年生まれですが。わざと時代をずらすことにより故人の名誉を守り、フィクションであることを示しているのだと思いました。というわけで透視実験のようです。御船千鶴子も。はて、これがどう本筋と絡んでくるのやら。また飛んで明治44年1月8日、西暦1911年。あれれ。これは表記ミスですね。前の「明治13年」は「明治43年」が正しいようです。「四」の字を書き忘れちゃってただけのようです。調べて損しました(笑)。変な深読みも恥ずかしいですが、まあ、このままにしておきます。あ、転写だ。念写だっけ。ポカ? 藤くんの仕業か。背後に誰かいますね。ストってなんだ? テロリストかコミュニストの隠語? 今、超人ロックを読んでいる途中なので、最後はなんか複雑です。ようやく探偵登場。て、あの少年、誰? 榎木津と同じ側に座ってるけど。
Bパート。増岡弁護士、柴田財閥その他。安定の掛け合い。って、あの少年が寅吉か。これは大きな設定変更ですね。大きくないか。猿の団体w いい呼吸です。ファンじゃねーよ、仕事だよ! しかも調査能力じゃねーよ。連続で笑かせてくれます。もはや気取り屋の増岡には大恥をかかせてやりたい気分です。柚木加菜子の出生、劇的ですね。で、陽子の立ち位置も気になります。雨宮のこと? 増岡も私も驚きました。あ、陽子は姉ではなく母だっけか。これで繋がりますね。映画館のもぎりから女優という話は、別の話で聞いたことがあります(これの原作でかも)。「それで?」って笑えるけど、はっきり頼まないと榎木津には通じないんでしょうね。ちゃんと落としてシーン終了。期待通りの榎木津振りで満足しました。昭和27年9月22日、落ち込む関口君。だいたいいつも落ち込んでいますが。9月10日に「十日くらいゆっくり考えて」って言われてましたが、案の定、いまだ短編集の掲載順で悩んでいました。ほっとくと永遠に決められない性格ですね。そして督促。三鷹の御箱様潜入取材失敗か。京極堂を敦子の同僚に紹介する体の自然な流れで京極堂へ。いよいよ彼も登場ですね。そうそう、鳥口でした。しかし、中禅寺の奥さんのキャラデザがちょっと派手だなあ。正直、しっくりとは来ません。超能力者中禅寺、いきなりぶちかましてきますね。「この世にはね、不思議なことなど何一つないのだよ、関口君」
2022-08-21 第六話
サブタイトルの「筥の事」が読めません。見たことない漢字です。とりあえず平積みにされた和書が多いです。思っていた以上に京極堂の蘊蓄タイムが長めに確保されていました。満足です。まあ、強烈なキャラですから強烈な個性付けは確かに必要ですね。解らない事がてんこ盛りでしたが。
Bパート、筥って「はこ」って読むんだ。ふーん。匣とどう違うんでしょう。寺田兵衛。魍魎。今回も京極堂の言葉で締めでした。主人公してましたね。声ですが、実写映画版のと何となく似ているので同じ人か調べてみました。全然別人でした。でも似てるなぁ。
2022-08-23 第七話
アバンで関口君が読書。前編だけです。京極堂の蘊蓄に全くついていけません汗。バックに流れる音楽と背景はなかなか良かったです。アニメならではの表現で、理解できていないのに理解できた風で先に進めそうです。とにかくこの回のサブタイトルがひらがなだった訳だけはわかりました。御筥様は信者を自発的喜捨に追い込み、経済的にも破綻させます。脅迫を手段に用いる統一教会とはちょっと違いがありますが、マインドコントロールという点では同じ穴の狢でしょうね。さて、自分で掲載順を決められない関口君ですが、鳥口君の「文春砲宣言」によって話を持ち出せません。ちょっと可哀そうですが、暇人なので我慢してもらいましょう。冴えている鳥口君が活躍しそうですが、危険がないか心配でもあります。監察医の里村君。ん、久保竣公も寄進名簿に名前がある? 信者側なわけはないと思うのですが。こわ。これで関口君は久保竣公に会いに行かざるをえないことになりますね。
2022-08-27 第八話
読書シーンから。なんとなくこの気持ち、わかります。皆さんもご存じだと思うのですが、ここ二十年ほどで文庫本のサイズが大きくなっています。高さがほんの数ミリですが。私のある本棚のひとつの棚が今の文庫本は入らないけど昔の文庫本は入るという微妙な高さでして、そこに入る文庫本を眺めてみると当然、カビの生えたような古い文庫本ばかりが並んでいます。でも、なぜか収まるべき物が収まるべき所に入った感じがして落ち着きます。久保竣公みたいにはならないとは思います。たぶん。ん、もしや、冒頭のシーンでしょうか。夢か誠か。
Aパート、里村君ってこんなに軽かったっけ。人体実験、死なない、というワード。繰り返される走る列車のシーンが不気味です。原作にはなかったような気がして、アニメならではの良い不気味さです。
Bパート、京極堂に情報が集まり始めています。デンスケもハコ。情報が輪っかになって繋がりました。あ、やっぱり姉じゃなかったですね。たぶん頭の底に記憶が残っていたんだと思います。木場も来て役者がようやく揃いました。9月25日、不穏です。関口君w ひえー、という感じで終わりました。榎木津は頼子の記憶を見て尾行してたかどうか覚えていません。大人しく次回8/30の配信を待ちます。
2022-08-31 第八話(じゃなくて第九話)
同じく9月25日。キャラデザについてですが、当記事冒頭でちょっとくさすようなことを書いてしまいましたが、いまでは完全にしっくり来ています。髪の毛の色が不思議なアニメも多い中、ほぼ全員黒ベースのようです。榎木津はあれが合っていると思いますし、木場もいいですね。実写映画版では「ちっさ!」って思いましたが、アニメはキャラ造形が自由にできるのが大きなアドバンテージですね。このアニメ化は大成功なんじゃないかなって思います。まあ、失敗したら京極先生に呪われそうなので制作陣も命がけでしょうね。私の妄想ですが、女性陣のキャラデザがまずあって、それに合わせて違和感のないような男性陣を形作ったのかなぁ、なんて思っています。関連して、南絹子の造形はちょっと人間離れしている印象を持ちました。
喫茶店では思わず「げ!」と声が出てしまいました。榎木津の軽さが却って緊張感を高めます。加菜子を突き落としたのは久保ではないようだし、そもそも加菜子は突き落とされたのか否か、もう頭の中がごちゃごちゃです。久保は上手になるためにあの医者に会わねばならないと著作の中で語っていますし、どう繋がるのか楽しみです。あ、時間が巻き戻った。なるほど。同じところで笑ってしまいます。ニキビ? 痣? 榎木津らしい行動です。家が匣か。関口君、今更驚くなよ。御亀様w 榎木津は自分の力を有効利用してるし有能ですね。綺麗に「よくしゃべる警官」に繋がりました。
木場は昭和の映画に出てきそうで、中年男性視聴者が一番感情移入しやすい立ち位置ですね。今どき絶滅してるタイプの人間ですが。
9月27日。二日飛んだという事は、頼子は行方不明になったという意味でしょうね。京極堂、全部読んだんかいw 掲載順序案まで作るんかいw 関口君もしっくりくるんかい! 素晴らしいコンビネーションでした。京極堂の暫定的な結論の次にゾッとしておわりでした。かなり盛り上がってきました。
2022-09-03 第十話
翌9月28日に京極堂が動き始めました。たくさん歩かされるし、まったく打ち合わせなしだしで関口君が可哀そうです。しかしまあ、京極堂はよく喋るなあ。めっちゃ脅迫していました。寺田兵衛は撃沈されました。京極堂の床バンバンのシーンはなんか私のイメージと違いました。アップのシーンが多すぎて、どのような体重移動で行っているのかいまいちわかりにくかったです。もう少し引きの絵が欲しかったです。青木君も久保の所へ。久保は兵衛の息子でしたか。酷い親子だなあ。霊能実験された人の子孫でもあったのですね。
刑事、二人とも油断しすぎ。簡単に作家にのされてどうすんの。そして衝撃、青木君は腰を抜かしていました。
10月1日、久保の遺体発見。次話で研究所突入と崩壊ってことだけは覚えています。予告にもチラっと出ましたね。美作研究所長が鍵なんだろうけど、脅迫状と加菜子の消失について覚えてないので楽しみです。
2022-09-11 第十一話
アバンは謎めいていて、しかし美しかったです。
昭和23年1月26日と、かなり日が経ちました。あの研究所は確かに冬が似合います。じゃない、本編の四年前でした。はて。あー、帝銀事件ってありましたねぇ。って、そのものかいな。ちょっとびっくり。イメージではコンクリの建物で事件があったのかと思い込んでいましたが、思いっきり木造民家の改造だったのですね。火事に弱そうです。関東軍防疫給水部が原作に出て来たのを薄っすらと今、思い出しましたが、文脈がまったく思い出せません。再読したいです。
日付は昭和27年10月1日に戻ります。榎木津は相変わらずゴロゴロしています。京極堂は美作の話を一切出してきませんでしたが、その真意はなんだったのでしょう。あらら、京極堂も徴兵されてたんだ。技官か何かでしょうけど。これは意外。我ながら原作の読み込みが浅いです。ここで突然のサイバーパンク。パンクじゃないか。ちなみに「義体化」は攻殻での造語らしいことを最近知りました。厨二心をくすぐりますね。お、京極堂が少尉の階級章をつけています。どこの大学を出てたんだろ。東京帝大でも全く驚きませんが。間違いなく文学部史学科国史学専攻で、きっと卒論は手抜きしまくってたような空想が捗ります。榎木津は確か中尉だったような薄っすら記憶があります。木場は軍曹くらいが似合うし、関口くんは二等兵から一等兵が似合いますね。絶対上等兵にはなれない兵士だったのでしょう。
ちょっと妄想が暴走してしまいましたので、本筋に戻ります。美作は大尉。ここで美作は「美馬坂」であると判明してぎゃふんとなりました。エンドロールを見てない事がばれましたね。美馬坂絹子。封筒の切手は五銭だったんだ。意外に高かったのですね。ん? 絹子? そういうことなのか。逆算すると、加菜子は美馬坂の娘という事になります。では美馬坂が永遠の命を与えたい対象は加菜子になるのかな? ほー、ストレイシープで迷子、ストレイドッグで野良犬なわけか。英語はムズイ。デビル、の旧字体かと思ったら、ヰ(「ゐ」のカタカナ)に点々で「ビ」って発音するの? わからん・・・。
Bパート。腸が飛び出さないように気合を入れる木場、相変わらず細かい新聞紙面。ガン見です。広告にでかでかと「四越」と書いている癖に、最下辺に見切れて「三越」と書いているあたり、作画陣が遊んでいますね。とにかく警察批判が強いということです。昔は皇居の周りをグルグル走るランニングってあったのかなぁ。徐々に許されて行ったことなのかもしれません。お、昔のロンピーはパッケージが青っぽかったのですね。いまのミディアムって、昔の再現なのかもしれませんね。木場は十四年式拳銃をポッケナイナイしてたのですか。刑事なのに犯罪者や。安全装置がオフなのがポイントですね。ディテールの違いは画像を検索してください。木場の階級が軍曹だったことが階級章で確認できました。陽子と何か話して、完全にスイッチが入ってしまいました。「こいつは俺のヤマだ」が「こいつは俺の戦争だ」になってしまいました。美馬坂への殺意だけはなんとなく感じ取れます。当時は頭の中で戦争が終わっていない人がたくさんいたんでしょうね。戦争とは狂気そのものです。出陣。魔窟。通り物。そしてすべてを承知しているであろう榎木津は不必要な馬鹿運転で遊んでいます。この緩急の表現もアニメの良いところですね。
増岡弁護士がその死を陽子に知らせた柴田陽子ってだれなのか、上記の記録に漏れがあったみたいです。とにかく柴田陽子の死によって相続問題が発生したんだろうと思います。で、加菜子の生死が問われるわけですね。
榎木津、見てもわかんねーよ! 笑わせてくれます。木場、突撃。
なお、十四年式拳銃についての蛇足ですが、ちょっと検索したら色々出てきます。宇宙戦艦ヤマトの拳銃「コスモガン」のモチーフにもなっているそうです。Wikipediaの登場作品一覧に本作が載っていないのは残念でした。
2022-09-22 第十二話
連休が明けて、続きを観ようかなと思ったら、GYAOでの配信が終わっていました。アマプラでも1本110円らしいので、もういいや、となりました。