ブリキ野郎 さんの感想・評価
2.1
物語 : 1.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:今観てる
キツい
1期もそうだったけれど、ベルの精神的な頼りなさが無性に腹が立つ。
このベルってキャラは優男過ぎではないだろうか。
自分が大人の男になってしまったから、こう感じてしまうのだろうか??
いや、自分が学生の頃見てた作品の中の、好きな主人公もここまでモヤシ野郎じゃなかったと思う。
エヴァのシンジくん並にムカつく主人公。
あまりに十八番な設定状況になっていて、見ていて正直キツい。
鈍感で無知で無能でただ優しいだけのベルというテンプレ男が、ダンジョンへ向かう理由は、祖父からダンジョンで女と出会えと言われたからみたいな理由で、この時点で、ん?なんだそりゃ?っ思ったのは、俺だけか??
そもそもこのベルって男はダンジョンへ旅立つ前から、ギルドの姉さん、酒屋の姉さん、神様など色んな女性から応援され、なんなら既に好感を持たれていて、引く手数多なのにも関わらず、それでもその好意に気付かず、ダンジョンへ女探しにいくっていうマジでクソ野郎過ぎね?となりました。
んで、ダンジョン内でピンチのところをアイズってゆーレベル高い高嶺の花子さんに助けて貰って一目惚れ。
なんだコイツ?
なんだか、あまりにご都合主義過ぎないか?
同じ男として、こんな奴いたら、マジでシバきたいレベル。
キャラが一人一人、奥まで突き詰めて設定されていない気がしてならん。
んで、アイズに会ってからは、ダンジョンへ潜る目的が「女と出会う」から、「アイズに認めて貰えるように、彼女を守れるように強くなる」って理由に変わって、ファミリアがどうだのは何一つベルの中に無いだろ?って思わせてくれるレベルなのに、ファミリア主体で物語が進行していく。
んで、この2期においては娼婦の春姫を助けるのに悩んでるってところを見て、ここ悩むところなんだってまたキレそうになる。
数時間後に春姫死ぬって言われてんのに、助けるのに迷う主人公ってどうなのよ?
ファミリアを犠牲にできないとか理由つけてるけれど、ただ何も決められない小学生レベルの精神性を持つ主人公。
優柔不断過ぎるし、即決できないこの頼りない優男に怒りしか湧かないし、助ける相手が春姫であろうとなかろうと、助けると即決できないこのモヤシ野郎に、英雄の再来だか言われるこの世界はどないなっとんねん!って思う。
そんなモヤシ野郎にも関わらず、主人公補正により、人の倍成長が早く、さらに英雄の一撃とかいう、チート設定を付けるし、どんなに情けなくても周りの主人公に対する好意が衰えず、常に助けてもらえるユルゲー世界。
多分、作者の精神年齢もかなり幼いんだと思うな。
春姫を即決で助けられないベルを観て、酷すぎて憤慨して、ついこのレビューを書きました。
とりあえず、これが人気になる理由はよく分からん。