シボ さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
総集編だけで終わりじゃなくてよかった。
全編の半分以上をテレビ版の総集編としていましたが
12話をあの時間でまとめるには、かなり駆け足だなって感じました。
かつて闘って撃沈したムサシ直属の諜報部隊のイ402から
情報を得て霧の総旗艦ヤマトがいるだろう海域へ向かう群像達。
後半は霧との闘いの終止符を打つべく新たな作戦への序章が
描かれています。
霧の艦隊の新たなメンタルモデル
霧の生徒会長(生徒会長の腕章が堅物感を強調してます)の登場。
その生徒会長の大戦艦ヒエイに風紀を乱す存在として生徒会室まで
呼び出されるイオナ。
ヒエイは自らが慕って尊敬していたコンゴウを堕落させた存在だと
イオナを不良、とんだ落ちこぼれと罵ります。
イオナの言い分を無視してチャイムの鳴る中、通信を遮断します。
そして霧の生徒会とイオナは全面対決することに・・・。
なんか文章書いてて、この作品って学園ものだったっけってなりますけどお茶会の場や生徒会室、
この概念伝達って空間でのメンタルモデル達の会話劇がこの作品の
魅力なんですよね。
ヒエイとの最初の戦いはお互い五分の痛み分けでした。
洋上に出て直接ヒエイに語りかける群像とイオナ。
「私たちはなぜ、何のために生まれてきたの?」
自らの悩み、不安をヒエイにぶつけるイオナの葛藤が伝わります。
「誰もが幸せになるために前進するんだ!」群像の叫び。
イオナ、ヒエイの二人の心が揺れる姿が印象的です。
本編クライマックスは
超戦艦ムサシ、そしてムサシがお父さんと呼ぶ千早翔像の登場でした。
ムサシが他のキャラと比べてさらに幼く見えるのは意味があるの?
翔像はなぜムサシにお父さんって呼ばれてるの?とか全てが
謎なんですけど
霧の大将との対決序章を最後に見せてくれたのは次作への期待感が
ある終わり方で良かったです。
自分が観たタイミングがTV版からほとんど時間が空いてなかったせいも
あってか前半部の総集編は全くもって物足りなかったです。
おそらくTV版未視聴だと総集編だけではどっちにしろついていけないと
思うので、あっさり新編としてつなげて欲しかったです。
それでも後半部分の群像の父 翔像の登場など次が気になる
期待感ある終わり方でした。
そして後追いなので続きもすぐに視聴決定なのです!