「映画 ゆるキャン△(アニメ映画)」

総合得点
76.7
感想・評価
230
棚に入れた
874
ランキング
686
★★★★☆ 4.0 (230)
物語
3.8
作画
4.1
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
4.1

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ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

コンセプトは再生

映画館にて視聴完了
正味120分、予告を入れて130分くらい?

一言感想
ゆるキャンとしては珍しく色々な困難に立ち向かっていく物語。でも最後はハッピーエンドで幸せな気持ちになった。

あらすじ
ゆるキャン本編から10年後くらい?
高校を卒業しそれぞれの道を歩み始め、次第に疎遠になってきたころ。
名古屋の出版会社で編集として働いていたしまりんはいわゆる社会人となっていた。
そんなある日名古屋に来ていたあきと久しぶりに会うことになる。3年ぶりに会ったあきは転職しており、山梨活性化のため広大な空き地の活用を検討していた。
その活用方法についてキャンプ場を提案したしまりん。この提案により物語は始まる。

個々いろんな事情を抱えているが、乗り越え協力してキャンプ場は完成する。

それぞれの現状と事情
なでしこ 東京支部のアウトドア専門店で店員に、日々の仕事は楽しいが心の中で物足りなさを感じていた。
しまりん 名古屋の出版会社で編集、営業から異動になったばかりで編集の仕事に慣れておらず、うまくいかないことを悩んでいた。
あき 東京都内の23区内でイベント企画→山梨開発の社団法人 物語のスタートとなる自分の仕事の企画について悩んでいた。
いぬこ 山梨の地元で小学校の先生 職場の学校が閉校となる
えな 横浜でトリマー 愛犬のちくわの年齢

流れとしてはしまりんの助言でキャンプ場計画始動、計画を記事にすることでしまりんの仕事問題も解決、職場内のチームワークも強化。いぬこの学校は廃校になったが、その一部はキャンプ場に移設。ドッグランを併設したキャンプ場のおかげでちくわも少し元気に。キャンプ場計画は土器の発見で頓挫しかけるが、みんなのやる気とあきの企画力で再会。キャンプ場は完成した。

感想
いい意味で裏切られた作品。

ゆるキャン本編はタイトルの通り女子高生たちがゆるーいキャンプをしながら日々学園生活を送る作品なので、大人になって財力をバックに豪華でゆるーい生活を描くのかと思ったら全然そんなことはなかった。
作中のキャンプ場のコンセプトが再生だったが、それはこの映画にも言えることで、ゆるキャンという世界観を再生する物語だった。
実際3年以上会ってなかった5人が集まり、日々の緊張感のある生活から解放され、それが職場にもいい影響を及ぼす。しまりんはそれが顕著で、キャンプ作りを始めたことがきっかけで職場のコミュニケーションも良くなり、頑張りが空回りしなくなった。また作中年越しを一人で過ごすシーンがあるのだが、最後キャプ場が完成した後で、今年の年末はみんなでキャンプをしよう、と言った仲間の誘いに、考えとく、と答えたのが感動だった。他にも学校が廃校になった時あきが隣にいてくれたのがとても感動的だったいぬこ、作中でちくわのことを聞かれ、今を楽しむんだよ、と答えていたが、いざその時になると割り切れなく悲しい顔をしていたが、キャンプ場作りを通して割り切れたえな。そしてなにより仲間がいなければキャンプ場が完成させるための活動をすることはなかったであろうあき。それぞれが相互に関わり合い良い結果になる素晴らしい作品だった。
え、なでしこ?なでしこは昔から変わらず、やりたいことをやることが周りに良い影響を与える巻き込み系主人公であり、その結果がなでしこにとってのハッピーエンドでだからオッケー。
あとは個人的に、しまりんの取材ということで、本編で訪れていたキャンプ場をしまりんが訪れるところも良かった。

あと、曲は歌詞ありもBGMも最高だった。フジサンノデーマも健在だったし。

それにしても終盤の温泉はすごかったね。あそこにはいけない笑笑

投稿 : 2022/08/09
閲覧 : 130
サンキュー:

7

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