Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
今、3人の問題児と1人の魔女の最も危険な特別実習が始まる――
この作品の原作は未読です。
原作は未読ですが、この作品と世界観や登場人物を同じくした作品を私は知っています。
2017年にアニメ化もされているので、きっと私と同じように原作未読でも2017年のアニメは視聴済、という方も覆いのではないでしょうか。
きっと書いたらネタバレになるので、ここまでに留めておきます。
でも、本作品を数話視聴したら自ずと分かることななですけどね^^;
僕は、思い出せずにいる。
自分が一体、何なのか――。
魔法学校の生徒セービルは、入学以前の記憶がない。
自分がなぜここにいるかも分からないまま過ごす学校生活はどこか空虚で、
努力の方法も分からないまま、成績は常に最下位だ。
そんなセービルに、魔法学校の学長・アルバスは、突如危険な特別実習を言い渡す。
「魔女狩りのある地域で、魔法の有用性を広めてほしい」
魔女と教会の戦争が集結して数年――
世界はまだ、魔女と魔法を完全に受け入れてはいなかった。
時は魔法使い黎明期。
これは、何者でもない少年が、心に傷を隠した仲間たちと、自分を見つける物語。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
私的には、色んな人との関わり合いが生まれてくる「魔女狩りのある地域」に着いてから俄然面白くなった気がします。
2017年のアニメ化された作品ともここで接点が生まれる訳ですが、何より問題児の3人が自分たちを見つめ直し、仲間との絆を深めながら成長する様を如実に感じられるのが個人的には好印象でした。
この作品の登場人物が凄いのは、本心を包み隠さないことです。
例えば、愛情表現…簡単にできるものではありませんし、きっかけや相応の勇気を必要とします。
それでも思いの丈を半分も伝えられるか…
ですが、3人の純粋さが為せる業なんでしょう。
「好き」なモノははっきり「好き」と言うんですよね。
それが結果的に自分の心に傷を作ることになっても躊躇しないんです。
だからかな…回を追うごとに3人が輝いて見えるようになったのは…
もちろん、順風満帆なんかじゃありませんでした。
失敗もするし、間違いだって一度や二度じゃありません。
結果的に大人の手を煩わせることだって…
ですが、それらを全部ひっくるめて子供なんですよね。
全ては成長の糧であり、一つ一つの体験が3人をより大きく育てるのだと思います。
そんな温かさを感じる作品だったように思います。
アニメーション制作は、手塚プロダクションさん。
2017年のアニメーション制作は、WHITE FOXさんでしたのでスタッフも一新されています。
唯一、一部のキャラデザだけが前作繋がりで同じ以外は見事なまでにバラバラでした。
こういう点で前作との繋がりは気にならないのかな…とは思いましたが、きっと大人の皆さんが納得してのことなのでしょう。
まぁ、正直違和感は微塵も感じませんでしたけれど…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、fripSideさんによる「dawn of infinity」
エンディングテーマは、▽▲TRiNITY▲▽さんによる「インプリンティング」
fripSideさんの楽曲は鉄板ですね。流石だと思います。
個人的にビックリしたのはエンディング…もう楽曲の格好良さに痺れました。
バーチャルライバーと知って2度ビックリしましたけれど…^^;
1クール全12話の物語でした。
しっかり堪能させて頂きましたが、続編は厳しいのかな…?
個人的には2017年に放送された方の続きが見たいですけれど^^;