テングタケ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
前半は凄いワクワクしました
時が止まった世界での、一家族と宗教団体の異能バトルです。
序盤はすごく良かったです。初めて時が止まった世界に紛れ込んだとき、とあるキャラが「なぜ普通に呼吸できて歩ける」というツッコミが入ります。つまり、なぜ呼吸ができる=酸素と化学反応が起こせるのか、なぜ歩ける=重力が自分に働いているのか、とサラッと化学と物理の両面から軽くツッコミを入れています。それに対する回答は「そんなの知るか」レベルでしたが、登場人物はともかく、作者はきっちりとその点を意識しているのが分かって感心しました。その後はまあ、時が止まった(格子振動が止まった)人間が温かかったり、ゲル状でしかも引力が働いてない水を普通に飲んだりして、ああもう考えるの止めたのねと思うシーンが多々ありました。
最後まで観終わって、結局話しとしては作者の都合がいい展開で、お世辞にも面白いと言えるものではありませんでした。
なんていうか、もしかして私の頭が悪いのが原因かもしれませんが、この人は誰?あの人はどこ行っちゃったの?石はどうなったんだっけ?と思うことが多々ありました。もうちょっと、頭が悪い人向けに分かりやすく作ってくれればなあ、と思うこと頻りです。
オープニングもエンディングも全く私の好みじゃなかったので、安心して毎回スキップ出来ました。時短ありがとう。
2周すればもっと話が理解できるかもしれませんが、もう一回見たいと思わせる魅力は本作にはありませんでした。
私には、主人公の能力で相手を時が止まった世界でさらに動きを止める(クラゲを追い出して止界で行動不能にする)のと、元の時間が流れる世界に送り返すのとは天と地ほどの違いがあると思うのですが、皆さんは納得できましたか?