weoikoiji さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
タイトルなし
刺激の少ない日常作画こそ、実はクオリティが求められていると個人的には思うので
前作と比較すると、作画演出、デザイン音楽等はたらく魔王様にあった逆異世界転生ものなのに感じてしまう妙なリアリティがかき消されてしまっているように感じる。
はたらく魔王様の一番の魅力は逆異世界転生ものであること
異世界転生は、何でもない自分が異世界にいくことで特別になること
それに対してはたらく魔王様は、元魔王と勇者という特別なパーソナリティが、日本社会において無力化されるという点である。
絶対的な最強パーソナリティを持っている魔王と勇者が日本社会において程よくやさぐれ、せかされ、打ちのめされている事が、
例えば田舎から出てきてホームシックに陥るように、誰しもが少なからず社会との摩擦軋轢があるわけで、共感につながるのである。
という訳で、この作品において重要なのは共感性でありそれをどう引き出すかを考えたときに、日常作画及びセリフのテンポ掛け合いの間はとても重要なのである。
この作品の肝だと個人的には思う。
共感あってこその魔王だの勇者だのが俺強いしても許されるのだと思う。
共感が無ければ見てる人間は置いてけぼりを食らうだけではないか
なので、ちょっと残念に思う。
なぜ、ギャグ系コメディタッチ系のアニメは、2期3期になると制作会社が変わるのか、みなみけworking俺妹俺ガイルと
でも2期を作ってくれただけありがたいと拝むべきなのか
まだ1話しか見ていないのでもう少し見てみる
また異世界に戻るという別の目的を持っていることが、妙な前向きさを許している、そしてそれがこの作品においてとても重要な役割を果たしているという点も一つの魅力である。