アルパカ王子 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
繊細な美しい、世界感
繊細な優しさ、悲しみ、喪失、孤独、苦しみ、
目の前から、大事な人が居なくなるとゆうこと。
そんな、ありのままの世界を、繊細に美しく描いているのが灰羽連盟の世界観だ。
最初、退屈で、現代的ではなく、刺激も弱いように思えた、
でも、不思議な魅力に引き寄せられる。
自分を探す物語でもあり、他人への優しさ、愛でもあるように見えた。
また、喪失であり、悲しみを描いているように思えた。
「永遠とゆうものはなく、だからこそ今が美しいのだ」とゆう、セリフがこの世界の根本を成しているように思える。
頭で考えれるものではなく、感覚に強く訴えるアニメ。
感じ方は人それぞれだろう。
節々に刺さる台詞が、散りばめられる。
ラストが特に良かった。(ネタバレはありません)
人は、自分の人生から何かを学ぶものだ。
そして、自らを"自己処罰"をするものだ。
礫の名前の由来が、まさに、その人間そのものだった。
だが、礫は、本当の"自分自身"を主人公によって知る。
主人公は、礫の守り手であり、礫もまた主人公の守り手だ。
間違っていたと思っていた"自己"が最後、
みんなの心に芽吹く。
主人公の愛によって、
何を言ってるかわからないだろう。
これは"自分自身"の物語。
全員の物語だと思う。
これは名作だと思う。