くろゆき* さんの感想・評価
3.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
プリントがもう無理と、断末魔の悲鳴を上げて、ひび割れを起こしたんです!
遊び人研究会の日常を描くギャグアニメ。
普段の見た目とのギャップ、変顔、勢い これらに身を任せたものが多いです。
シュールというのかブラックユーモアというのか判らないけども、適度な酷さが面白く乗って見ていけた。
主に学校での生活風景の1コマを切り抜いて、そこに潜む些細な心理描写を大幅に増幅してギャグに持っていく。
顔芸をメインに絶叫やら下ネタやら状況の割にバリエーションも豊富。
下品なギャグもそこそこあるけども、大きく気分を害するようなものはなかった。
タイトルにもある「あそび」という要素の扱いはユニークだった。
エピソード導入部は自然とまではいかないのに、お題はこれというような拘束感ややらされ感が全くない。
「あそび」自体に存在感がないというよりは、あっというまにギャグにもっていくし、完全に当初の「あそび」の話題から離れていたりと扱いが良い意味で雑で、オチにも柔軟さが出ていた。
声優陣も含めて製作スタッフの意気込みや工夫なんかは伝わってきた。
ただ、これはアニメ製作の能力不足だろう。
エンタメとしては成功している反面、作品としては失敗している。
原作の良さをアニメ制作側が生かしきれてないといった感想。