くろゆき* さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
まあ何、どんな形でも誰かに大事に思われるのは、悪い気はしないよ
ちょっと期待しすぎたかな。
百合枠として華々しくスタート。
美麗な作画、ところどころでフレームが横長になる演出といった見栄え面では上々のスタートを切った本作ではあったが、終わってみると1話の卓球シーンがピークだったかと思ってしまう。
学校に居場所のない安達と、彼女と似た境遇かと思えばそうでもなくただのサボりのしまむら。
一緒にいる時間が長くなることでお互いへの感情が高まっていく・・・のは安達ばかりで、所謂「惚れたもの負け」の状態に入り込む。
しまむらの心情は終盤まであまり語られず、「なついてくる犬」扱いされることも。
1年間の間に発展したのはどちらかといえば友人コンビで、タルミとの三角関係ができるわけでもなく、本当に「不連続な日常」だけの物語だった。
最大の謎というべき宇宙人は謎のまま日常に溶け込み、特に何が起きるわけでもなく安達だけが1人テンパり続けて完結、となる。
何も起きなかったので期待や失望も起きないし結末にも特に不満はない。
2人ともそれほど際立って可愛いわけでもない。
自分はこの作品に何を期待していたんだろう、という視聴後感だ。
印象的だったのは、あたかも「たまたまそこにいたから起用した」かのような花澤さんのモブ登場くらいか。