神谷 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
移籍作品
ローゼンメイデン2013
ヤングジャンプに移籍された作品。
このアニメはとても面白かったです。
まず可愛らしい女の子のキャラクターと濃密なストーリーが素晴らしい。
2006年5月に行われたサブカルチャー雑誌『メカビ』Vol.1のインタビューにおいて
麻生太郎氏は話について少女漫画としては話が濃厚でよくできていると褒めている。
政治家でさえうなられたこの作品は何と看板を変えて、ヤングジャンプに移籍した作品になります。
ジャンプですが、ジャンプの復活の鍵は他誌から移籍になると考えています。
まず近年のジャンプアニメは進撃の巨人以降長期連載が問題になり、雑誌の質が落ちています。
https://news.nicovideo.jp/watch/nw8649282
参考。
「長期連載のベテラン作家陣ばかりになってしまうと、誌面がどうしても保守化してしまいます。雑誌の新陳代謝ができていないと、新しい少年読者も入ってこれない。その辺に気づいたのが4年前あたりなのでしょう。そして16年に『鬼滅の刃』、18年に『呪術廻戦』と『チェンソーマン』が連載を開始して、去年から今年にかけて花開きました。
引用ここまで
ということで長期連載のおかげで新人が多く潰れてしまっている現状に気付いたのが、四年前あたりと書かれています。
私自身の論調として反ジャンプ主義を掲げており、小説と漫画の融合を主張として掲げています。
その点から考えて、ジャンプがどうなろうが知ったことはないとしていますが、あえて参考して書くなら、最近流行ってる作品はある程度話が大人向けになっているということになります。
大人も見れる作品作りになっているという点です。その点で考えているのは他の青年雑誌から人材を引き抜いたりする全体的に見ればジャンプではないですが、最近では古きジャンプ数の独特な絵柄、バトル、友情、努力、勝利というのは崩れているため、ジャンプの気風というのが変わってきているのでしょう。
そのため、私としてはジャンプは嫌いですがこの作品は好きですね。なぜならジャンプにはない少女向けのやつを青年誌に移したから。内容が濃厚だし、とても綺麗な絵柄です。
その点を考えて、ジャンプを復活させるなら懐古主義的な方針ではなく、古きを壊し新しきを作る、そういった方針が必要になってくる。
そこで考えたのは他誌の作品をジャンプに持ってくる、移籍システムを考えてもいいのではないかと考えています。
この移籍システムはマイナーかつ人気がある雑誌でジャンプ風にアレンジできるものを、事前に相談して引き抜くという方策であり、これである程度新人が潰れまくったジャンプをある程度回復することができるでしょう。
その可能性を見せたのがこの作品であり、私はこの作品を評価したいです