蟹チャーハン さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
12話まで見て
谷口五郎監督の傑作SFアニメのひとつと定評あり。
宇宙をさまようことになる少年少女たち480人の思いと感情が入りまじ合う青春群像劇です。
乗艦した宇宙船が謎の勢力に襲われ、救助を求めるも政府からの返答は来ず。
そしていつしかその政府からもテロリスト認定され、逃げに逃げてどんどん追い込まれていきます。
こんなはずではなかったという思いが主導権の奪い合いに発展し、子供たちの間でもいがみ合い、妬み嫉みが蔓延します。
滅多に人が死ぬような壮絶なアニメではありませんが、傷ついた子供たちを多く目にする悲惨なアニメではあるかも。
いまでいう鬱アニメというやつですね。
これを見たあとに、同じ谷口監督作品のギアスをみると、2倍スカッとするかとw
半分弱ほど見終えたところで節目の回を迎えた印象で、一度感想を書いておこうかと思いました。
正直、助かりたいだけならもっとこうしていたらと思うところばかりなんですが、そこはアニメのストーリー上で仕方ないですねw
リバイアス12話まで視聴して。
自分らがテロリスト報道もあって火星に降りるべきかで議論になり、イクミが逃げることを提案。
ツヴァイも軌道軍が攻めてきたことにすればいいと。
ほかで受け入れてくれる星があるかもしれないと。
コウジは嘘をつくことを否定。
しかし代案がないことを責められる。
イクミからは全員を助けられるわけではない甘いことを言うなと。
ここでふと考えるんですよね。
どこの誰が襲ってきているのか不明で、彼らは救助されたがっていたはず。
それは政府のはず。そして火星は目の前。
政府からテロリスト扱いをされても、実際は違うことを自分たちはわかっている。
なら本当のことを、事実を知ってもらいたいと思うはず。
仮に自分が知らぬところで犯罪者として指名手配されて、
理由がわからず逃げるという選択肢がありえるのかどうか。
弁護士に相談して警察へ出頭して、弁明するのが自然ではないだろうか。
しかも彼らはまだ子供で親もいる。名門の出のツヴァイの一族もいる。
巨大な戦艦が空から降りてきて、すべてを隠蔽することは不可能。
政府の手が届かない受け入れ先があるのか。
それはどこまで逃げればいいのかも不明。
食料や水にも限りがあるだろう。
危機感が突然なくなり、楽観論に頼り過ぎている。