ひろたん さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイトルが一番の自虐ネタ!?
「ゾンビランドサガ」ってタイトル・・・。
「生きているか死んでいるかわからないゾンビのようなところ、佐賀」でしょ?
タイトル自体が最大の自虐。
でも、wikiによると、佐賀県広報からは「自虐ネタ」は容認されている模様。
ならいいか。
でも、この作品のキャッチコピーは「私たち、生きたい!」。
なるほど、このdisったタイトルの裏には強烈な佐賀愛があったんだ。
もちろん「Saga」には、武勇談の意味もある。
くしくも志半ばで死んでしまった彼女たち。
「死んでも夢を叶えたい!いいえ、死んでも夢は叶えられる!」
この物語は、そんな彼女たちの武勇談にもなっているところもイイ。
そして、「サガ」には、まだまだ意味がある。
「山など高く険しいさま」、「持って生まれた運命」。
この物語は、彼女たちが高く険しいアイドルを目指す運命を描いた武勇談!
ぶっ飛んだ設定と思わせ、なかなかちゃんと筋道が通っている。
話の内容は、笑いあり、涙ありで、12話を一気に観られるほど面白い。
ギャグの軸は、是が非でも「ゾンビ」バレをしないと言うこと。
特殊メイクが落ちて緑の腐乱顔は見えるわ、首はコロコロ取れるわ・・・。
これどうやってとバレないようにするん?
そこが毎回面白い。
■まとめ
この作品は、佐賀県の名所や名物の紹介にはなっていたけど・・・。
"佐賀県"としての印象は、少し弱かったかも!?
県の自虐アピールとしては、「鷹の爪」の島根県の方が強烈。
これでもかってdisって、結果的に上手く持ち上げていた感じ。
このぐらい突き抜けちゃっても良かったかも。
ところで、以前観たアイドルのドキュメンタリーでのこと。
現代アイドルは、可愛さはもとよりその努力している姿にファンは惹かれるのだとか。
そして、天下を取る夢を一緒に見させてくれるところがイイのだとか。
なるほど!
この物語でも彼女たちが佐賀県を救い天下を取る「Saga」をぜひ観てみたい。