ももも さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ほっこり疑似家族
webメディアである少年ジャンプ+連載作品のアニメ化。
お互いの秘密を知らないスパイと殺し屋と超能力者の子供が、行きがかり上必要にかられて家族ごっこをする話。
主人公?のロイド視点で、スパイとしてビジネスライクに家族を集めたはずなのに、とても「伝説のスパイ黄昏」とは思えないようなゆるさで、シビアを装いながらも家族への情?に流されてしまう。
そこがこの作品のいいところで、ほっこり感の根源であるように思います。
最初の列車内でコーヒーを吹くシーンとか、作風として意図してギャグ?というかコメディテイストとして描かれてる作品だと思うんですが、
ロイドとヨルさんは比較的まともなキャラ(しかも仕事の割に善人)であること、コメディリリーフであるアーニャもギャグ的にぶっ飛んだキャラではなく子供らしい範囲でギャグしてることもあり、
ストーリーモノっぽい空気を感じる作品でもありました。
逆にその「ぶっ飛んでない」空気があるがゆえに、お城を貸し切りにするシーンがなんか浮いてるように感じたりとかしたんですが、全体としてはバランスが凄く優れた作品だったように思います。
おっさんである私が子供の頃聞いた言葉に「子は鎹(かすがい)」と言う、子供の存在は夫婦仲にとって大切だよねみたいなことわざ?があったんですが、娘役のアーニャがまさに疑似家族のキーになってる感じがしました。
全然関係ないんですが、この作品にそこそこハマって、「昔似たような映画あったよなぁ」と記憶を辿って、お互い秘密な殺し屋夫婦の映画「Mr.&Mrs.スミス」を初めて見ましたw
内容はどっちかって言うと逆というか視点が違っていて、
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