えりりん908 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
絶望の淵のギリギリで、目映く光る
なんかいきなり、進撃みたいなレビタイ(笑)
観た感想としては、
まず作画がというより、
制作側の性癖がエロに最大傾斜しています。
とくに女性、それもロリ属性が酷い。
グロも、作画的要素よりも、
破壊的性向が激しくて、
そういう、心に棘を刺すエログロに嫌悪感がある方にはお勧めできません。
そのうえで、最後まで観た感想は、{netabare}人間VS機械の図式の描き方がキレイで、
そこに、教育機関とそれを操るスマイリーという絵に描いたような気持ち悪さ満点の悪役が出てくるのですが、とにかく反吐の出るほどに醜悪で、わかりやすさと気持ち悪さを増強マシマシにしていて、観る側の幻滅感とか憎悪感とかをマックスまで振り切ってくれるので、最悪に見ごたえあり!です。
あっけなく爆殺されまくる人間の少女たちや、
途中に出てくる旧型AIが野球チームを作りたいっていうフラグを立てて、
「あ。これやばいかも」という危険な予感というか期待を裏切らない、
無慈悲に破壊される流れに、つい気持ちを没入させられて、
あと味の悪さも堪らなくいいです。
エンブレスの失われた記憶を辿る展開もセンチメンタルで、
なぜか共感してしまいます。
嫌悪感の果てにあるカタルシス、{/netabare}何とも言えず面白かったです。