タック二階堂 さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
もういい加減、アイドルアニメは飽和状態。
詳細は略。
「ウマ娘プリティーダービー Season 2」を制作したスタジオ櫂、「ウマ娘」シリーズ監督(あ、「俺ガイル」も)の及川啓氏を起用。脚本には「俺好き」の駱駝氏を招聘。コナミとストレートエッジが共同で仕掛けるメディアミックスのアニメ作品です。このほか、ライブやゲームなども展開する予定だそうです。
んーっと…
ぶっちゃけ、アイドルアニメは飽和状態だと思います。正直、冒頭からの展開は「このアニメじゃなきゃ!」というものを何ひとつ感じません。
ありがちな、ちょっと不思議ちゃん入ってる元気娘の主人公。ツンデレ風味の金髪女子。控えめだけど芯があって冷静、だけど何でもかんでもドッキリだと思う子。もうね、こういうのさんざん見せられてきていますから。
キャラデザはいいですよね。逆に言えば、キャラデザがダメなら意味ないですから、アイドルアニメなら。
マネージャーをやることになる男性も、なんというか…
なんか「WAKE UP!GIRLS」とカブらない?
CV、鈴代紗弓さん、夏吉ゆうこさんは安定していますが、指原プロデュースのそこのあなた! あなたはダメだ。ほかの2人との落差が大きすぎます。僕のような素人が聞いても下手なのがわかります。
良かった点は、ライブシーンを手描き(でしたよね)でやったところでしょうか。バックダンサーはCGなのかな? でも、わからないくらい手描き感があったのは良かったんじゃないでしょうか。
ストーリーはねえ…
なんで3人娘が、初対面の男性にそこまでマネージャーをやってもらうことに期待感を抱いているのか、そのムーブがよくわかりませんでした。
ただ、その男性が人を見て輝いて見えるんだけど、主人公だけは輝かなかった。実は{netabare}嘘をついている人は輝いて見える{/netabare}というミスリードは悪くなかったかと思います。
とりあえず続きを観てみますが、アイドルアニメにそんなに興味ないので、いつまで継続できるか未知数です。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
さすがは「ウマ娘」でアイドルモノをさらなる成功に導いたスタジオ櫂。ラストのパフォーマンスは手描きで実に見事なアニメーションでした。キャラも、この手の作品ならキャラデザが乱れたらアウト。そこは十分理解しているスタッフなので、とにかく可愛らしくキープしていますね。
ですが、ストーリーが本当にお粗末。
こういう創作物の設定にケチをつけるのも憚られるのですが、こんなアイドルのライブを子連れのファミリーや年配の人たち、もっと言えば女性がここまで多く観に来るわけねーだろ! 客なんて男性率99%で、しかもドロドロのアイドルオタクしか来ませんよ。
神宮球場から出てくる観客の層を見てビックリしましたよ。なんですか? いま絶好調に強いヤクルトの試合で、村神様でも見に来た人たちですか?
そして、別のアイドルのライブ後に、手売りしてる地下アイドルのチケットを、そんな我先に買うわけねーだろ! 屋台でたこ焼き売ってるんじゃあるまいし。
それに、主人公のこのパフォーマンスで、観客が「あの子、まさか」的な引っ張りをしていますが、イライラするだけ。どーせたいしたことない謎を次への引きにするとか、愚策もいいところ。さっさと言えよとしか思いませんでした。
もともと興味のないアイドルアニメでしたが、ストーリーがこんな感じでは観続けることは難しいです。可愛いキャラが歌って踊っているだけで満足という人にはおすすめですけどね。
{/netabare}