タック二階堂 さんの感想・評価
3.0
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
今期2本目のスライムをテイムする“なろう異世界モノ”。
詳細は略。
なろうです。
こっちも、異世界転生したらスライムをテイム(召喚)するのかよ…
「黒のローブを身に纏った重度のバトルジャンキーが、仲間と共に“英雄"へと成り上がる爽快バトルストーリー、堂々の開幕」
とか言ってますが、ん?キリトかな?
この手のはもう、ホントにもう…
とりあえず3話まで様子見で。
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
この回を観てしばらく経ってしまったのですが、えっと「転生賢者の異世界ライフ」と「異世界迷宮でハーレムを」とごっちゃになって、どんな話だったかすっかり忘れました。
だって、冒頭にスライムをテイムして使役するのは転生賢者だし、エルフの奴隷を買って一緒のベッドで寝るのは異世界ハーレムだし、もう同じような内容のなろうで何やってんだかという感じ。
そして、ぶっちゃけ全然面白くないです。
OP主題歌を友達が作ったので、悪しざまには言いたくないですが、ストーリーは本当に残念。ということで、音楽の★だけ高めに付けておきます。
次で判断だな、これは。
{/netabare}
=====第8話視聴後、追記です。
{netabare}
なんていうか、ありていに言えば「つまらない」の一言。
なろうではお約束の、元いた日本という世界に固執する主人公。醤油や味噌、マヨネーズなどに固執する作品はありましたが、いよいよ本命の「米」に固執して、それがストーリーの大きなポイントになるのはねぇ…
新しいことをやったつもりで、結局は凡百の「THE なろう」になってしまったという。
そして、断念の決め手になったのが「家探し」。
これ、同じことを「異世界迷宮でハーレムを」もやっていますが、その描写の丁寧さが雲泥の差。あちらは、不動産を扱う道具屋の女主人と値段交渉し、間取りや利便性などをしっかりと吟味して家を決めていました。決め手は自分のワープ能力が使える家かどうかという考えられた設定。
一方、こちらは「ちょっと出てくる」と主人公が出かけていき、あっさりと豪勢な一軒家をゲットしました。で、ゴテゴテとできあがったパーティーメンバーたちが、好きな部屋を選ぶという雑さ。一方、主人公は「この風呂があったから、この部屋に決めたんだよな」という、これまた雑な家探し。
こういうところで、作者のストーリーメイクの差が出るんですよね。
簡単にいえば、よくある「なろう」を雑にいろんなところから拝借して、それっぽく物語にしてノベライズ化、コミック化しようという志の低さから、その本懐を遂げたところで残ったのは雑な物語という。つまり、面白い小説を書こうという意志が感じられないということです。
そのため、ここまで観ても、常に「どこかで見たような…」という展開しかないという。「なろう異世界転生モノ」の最大公約数(要はテンプレ)を形にしたような作品ですから、そりゃそうでしょうね。
何かしらに作者の「こだわり」というものが感じられれば、観続けることも可能ですが、そういったものは8話までは感じられませんでした。召喚勇者パーティーを鍛えるのが新機軸とでも思いましたか? 目新しくても、面白くなければ意味がない。少なくとも、目的がまったく見えなかったので茶番でしかなかったです。
このように、今期は仕方なく中盤まで観てきたけど、どうにも面白くなくて断念する作品が多い。アニメYouTuberはクール開始前に「豊作だ豊作だ」とはしゃいでいましたが、いったいどこが豊作なのかという感じです。
{/netabare}