マーティ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
本当の戦士には 剣などいらぬ
全24話。原作未読。
ヴァイキングを舞台にしたアニメですね。日本の物語であんまりこういうのを見ないのでとても新鮮でした。とても楽しめました。
序盤はやや退屈かな。作画は圧倒的に気合が入っていて、自然の描写やバトルシーンなどは最高でした。ただ中盤ぐらいから物語が面白くなります。具体的にはクヌートが喋りだしてから。それからクヌートが覚醒してさらに面白くなりましたね。
舞台は、きれいごとや倫理観が通じない、残酷な世界です。善良なキリスト教民が無慈悲に搾取され殺害されるなど、見てて辛い描写は多いです。最初はそういった暴力が支配する世界を描くのかな~って思ったけど、見進めていくと意外とそうでもないんですね。作中ではむしろ暴力による悲惨さを描いており、それをなくしていきたいと願ったのがトールズだったりアシェラッド、そしてクヌートだったりするわけです。
MVPはやはりアシェラッドでしょう。目的のためには手段を選ばない残忍さはあるけど、その実誰よりも先を見据えており、トルフィンやクヌートを厳しくも影ながら見守っていたりと、実質主人公のような存在です。
最後、トルフィンは生きる目的であるアシェラッドを失いました。トルフィンは1期の時点では精神的に何も成長していないキャラなのですが、この大きなターニングポイントを経てどのように変わっていくのか?見所ですね。
2023年1月に2期放送なので、漫画買おうかな、2期を待とうかな・・・と悩むところであります。
これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。