Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
青春の衝動が今、ぶつかり合う
この作品の原作は未読です。
この作品のお題は、クラシックバレエ…
これまで生きてきた中で、最も縁遠いジャンルの一つと言っても過言ではありません。
でも、振り返ってみるとアニメを視聴して良さが分かるジャンルがあったのも否定できません。
例えば、お箏、カバディ、ミュージカル、三味線や男子新体操…
思い返すと、どれもこれまでの生活から縁遠いモノばかりでした。
そんな私でも物語を見てしっかり感動したり、音色に心打たれたりできるのが、アニメの持つパワーであり魅力なんだと思っています。
情熱の音が鳴り響く青春バレエ物語
中学2年生の村尾潤平は、幼い頃にバレエに魅了されるも父の死をきっかけにその道を諦め、
「男らしく」あろうとジークンドーに通っていた。
ある日、クラスメイトの五代都にバレエへの興味を見抜かれ、一緒にやろうと誘われる。
都の母親が開くバレエスタジオに出入りするようになった潤平は、
かつての情熱を再燃させ、バレエを習うことになるのだが―。
潤平の前に現れたのは、バレエの英才教育を受けた孤高の天才・森 流鶯。
潤平は圧倒的な実力差に打ちのめされるが、その熱量はますます高まるばかり。
流鶯もまた知らず知らずのうちに潤平に触発されていく。
そして、2人の前にさらなる高みを目指す者たちが現れ―。
華麗なダンスの裏で、もがき続ける少年少女たち。
青春の衝動が、今、ぶつかり合う
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
恥ずかしながら、私はこれまでクラシックバレエをまともに見たことが無いと思います。
小さい頃、近所の知り合いのお姉さんが舞台に立つからと、親と一緒に見に行ったのは朧気に覚えていますけれど…
そしてもう一つ…
ジークンドーって何でしたっけ(*ノωノ)
wikiをググってみたところ出てきました…
「俳優・武道家のブルース・リーが開発した武術、哲学。武道のみならず、人間としての生き方を表す思想である。」なんだそうです。
完走して振り返ってみると、馴染みの無いジャンルの話ばかり…
その筈なんですけど、蓋を開けたらしっかり堪能できるのだからビックリです。
加えて、描かれているダンスを見て目頭が熱くなるのは一体何なんでしょうね^^;
瞳にパチパチと輝き始めたのがスイッチの入った合図…
一回り大きくなって躍動する様は、見ていて心が奪われてしまいます。
果たして、本物のクラシックバレエを見ても自分が心を奪われてしまうのか…
こればかりは、正直私も分からないです^^;
でも、一度受け入れることができたのですから、ハードルは下がっているような気がしています。
あくまで「気がしている」だけですけど…
折角生きているのだから、色んなモノを吸収しないと勿体ないですよね^^
オープニングテーマは、YUKIさんによる「鳴り響く限り」
エンディングテーマは、ヒトリエさんによる「風、花」
個人的にはエンディングが大好きでした。
1クール全11話の物語でした。
物語の構成的にちょうどキリが良かったから11話で纏めてきたのでしょう。
それは理解できるのですけど、続きが期待できる終わり方じゃなかったような気がしたのは私だけでしょうか。
気のせいなら良いのですけれど…