てぶくろ さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
幕間劇のExtream Hearts S×S×Sが本編理解に死ぬほど大事
はじめに
本作品は本編終了後に配信される、サイドストーリーExtream Hearts S×S×Sが非常に重要です。アニメーションではなく、キャラの立ち絵とテキストで構成されているので、派手さはありませんがその分 情報量が物凄いです。ただキャラが楽しくお喋りしているだけではなく、作品にとって重要なことがどんどん出てきます。
おまけの位置付けを越えています。むしろ、何でそんな大事な事を本編では言わない!?となります。
正直、このS×S×Sを見ているのと見ていないのでは本編の印象がだいぶ変わります。
私は本編5話まで視聴したところで、このサイドストーリーの存在を知りました。
第1話視聴しました。
{netabare}個人的にネタアニメ枠として期待していた本作品。 第1話を見るにその期待にバッチリ応えてくれそうです。
この作品では エクストリームギアと呼ばれるサポートアイテムを駆使して遊ぶ ハイパースポーツ(笑) が人気だそうです。
まぁ色々思うことはありますが、誰でも超人的な動きができるということで画面が派手になりそうでいいですね。
1話を見た後で気になった点がいくつかあります。
まず1つ目、この世界の人々はハイパースポーツをしていなくてもエクストリームギアを装着しているのか ?
これは冒頭で主人公がギアを用いて郵便配達をしているので おそらくイエスだと思うんですが、だとすると、彼女らは5階相当の高さが飛び降りられたり、壁に焦げ跡残るくらいの豪速球を投げられたりする装備を日常的にしている、又はできる環境にいることになります。
シンプルにあっぶねぇですね。エクストリームギアに関する法整備はどうなっているのか気になりますね。
2つ目、この世界におけるハイパースポーツの扱いはどんなもんなんでしょうか。
キャラの会話からリアルスポーツとハイパースポーツは明確に違うと言及されています、つまり既存のスポーツの進化形ではない ということになります。
さらに公式のイントロダクションには「子どもから大人まで様々な層に人気のホビー競技」とあります。ですので娯楽としての側面が強いのでしょうか。
でもそうなると、サッカー少女の「ハイパースポーツの道は凄く厳しい、選手の能力が大切」のセリフとなんだか矛盾するような気がします。
遊びでも本気でやるとしたら厳しいという意味だとしたら、芸能人 音楽チームが参加する枠が一番大変なレギュレーションを課されているのはやっぱり違和感な気がします。
3つ目、何でアーティストがハイパースポーツをしなくてはいけないのか 。
やはりこれをスルーするわけにはいかないでしょう。
音楽会社がアーティストの音楽の紹介権やステージ権を賞品に「EXTREME HEARTS」というハイパースポーツの大会を主催しているようですが何が目的なんでしょうね。
そしてさらっと出てきたプレイヤーロボットの設定に [音楽チームが参加する「Extreme Hearts」では競技人数にチームのメンバー数が足りなくなることもあり、その際にはプレイヤーロボが起用されることがある。]とありますが、すでにハイパースポーツの大会として破綻してませんか?
そして、このことでソロアーティストの主人公に明らかにチーム戦であるハイパースポーツの大会に出てみれば?と進める事務所のヤバさが際立ちましたね。
後、どうでもいい事であはるんですが4つ目として サッカー少女が 努力に裏切られるのは辛い、勝負の世界は甘くない等の旨のこと話していましたが、彼女の経験したことはチームの人間関係の話で、努力とか勝負の世界とかの話とは別の話だなと思いました。そして、チーム移動して結局1年で辞めてしまった理由はなんだったのでしょう。
まぁ何はともあれ今後の展開がどうなるのか楽しみです。期待です。{/netabare}
第2話視聴しました。
{netabare}いやぁ、ツッコミどころの多さと意味のわかんなさがだいぶ面白いですね。すでにだいぶクセになってきました。
話は前回の試合の続きから、前原さんと小鷹ちゃんの参入で劣勢から追い上げていきます。
ブローアウトの解説時に小鷹ちゃんが相手選手に詰め寄ろうとしていましたが、君は1話で葉月ちゃんにハイパースポーツについて語っていたのに、ブローアウトについては知らなかったのか?
なんやかんやあって勝利したチームRISE。試合後、前原さん曰く、「Extream Hearts」はチームが芸能で生きていくことを志している人間じゃないとダメ という風潮があるそうです。
いや、なんで芸能で生きていくことを志している人間がハイパースポーツに打ち込まなアカンねんww
人数の穴埋めにロボットを入れるのは良くて、人間を入れるならアイドルしなくちゃいけないってこと?? いや、ほんともう、まじでなんで??ww
続いての種目はハンドボールだそうです。ハンドボールと歌の練習をしながら、いざ試合です。
いや!ハンドボールのハイパーな要素わい!!
めちゃくちゃ普通にハンドボールやん!そんで勝つんかい!
そこから快進撃は止まらず、バドミントン、野球、フラッグフットボールと勝ち進み、次 勝てばブロック代表だそうです。めちゃくちゃ強いな!
ハイパースポーツの道は厳しいと聞いていましたが、メンバー揃ってなくても案外いけますね。
こうなってくると負けたチームが不憫ですね。芸能活動に興味なくても、身体能力が高い選手が2人いれば勝てるわけですから。真剣にアイドル目指しているチームからすればたまったもんじゃないですね。 いや、そんな子たちがハイパースポーツしなきゃいけないのが意味わかんないんですけどねw
葉山ちゃんにしても、徹夜でバスケを練習するような根性があるなら、もっと歌の練習をするとか作詞作曲に精を出すとか、他事務所に自分を売り込むとか どうしてもハイパースポーツをやる以外の道が見えてしまいます。
1話からそうですが、「ハイパースポーツ」という設定が世界観に落としこまれてないように思います。なのでどんな展開をしようが、結局なんでハイパースポーツをしなきゃいけないのか?という疑問にぶつかります。まぁこの意味わかんなさがこの作品の魅力と言えるんですけどね。
これから先のライブシーンはどうなるか期待です。{/netabare}
第3話視聴しました。
{netabare} 順番前後しますが、まずライブシーンからいきます。
想像していたよりも良くて驚きました。物凄く動いていたという訳ではありませんが、下手なCGよりも効果的だったと思います。
地べたにラーメンとハンバーガーのよくばりセットを置いてライブを見ている人がいたのは笑いましたが、今後 舞台が大きくなっていった時のライブシーンも期待ができそうです。
さて、肝心のAパートをまるまる使ってのバスケットボールシーンですがまず一言…。
急造チームのRISEが相手を実力でねじ伏せてどないすんねん!
オープニングに登場してる子たちも加入し、メンバーが勢揃いとなった後ならわかるんですが、こんな序盤で磐石な強さを見せつけてどうするんですか!
みんなハイパースポーツ初心者で、人数差をロボットで埋めてるにもかかわらずシンプルにバスケの上手さで勝利してどうする…。
もっと色々やりようはあったでしょうよ! 神奈川ベスト8の強豪相手に初心者チーム故の常識に囚われないトリッキーな戦法とか! 足の速さが自慢の葉山ちゃんの尖った使い方とか!
マジで1話のハイパースポーツの世界は厳しいみたいなフリはなんだったのでしょうか…。身体能力高いヤツがいれば勝てるんかい…。それを主人公のチームがやってるのがまた…。
と、いうよりそもそもバスケットボールにもっとハイパーな要素はないんでしょうか?
せっかくハイパースポーツというぶっ飛んだ設定があるのに、それが基本 身体能力の強化で終わってしまっているのが非常にもったいないように感じます。
身体能力が強化されているにもかかわらず、スリーポイントのラインがそのままであったりと、何故リアルスポーツのルールに準拠しているのかわかりません。
もっとハイパースポーツの個性がでるようなルールがあってもいいと思うのですが、今のところフットサルのブローアウトくらいしかないのが残念です。
それこそ ゴールが3つあるとか、競技ごとに特別なギアをつけられる選手が1人いるとか何でもいいと思うんですが、競技自体に個性がない今のままだとあまりに中途半端な気がします。
エクストリームギアを用いた新スポーツがある、という設定にしなかったのはリアルスポーツとの相違点を楽しむため。だと信じたいものです。決して新スポーツのルールを考えるのがめんどくさかったとか、女の子に色んなスポーツユニフォームを着せたかっただけ、なんてことじゃないことを願います。
あと、個人的に「スマイルパワー」のリーダー北条さんのキャラ設定の【持病の関係で激しい運動を伴う競技にはフル出場できないため主にコーチングとベンチからの作戦指示で活躍する。】という一文に非常に心を締め付けられました。
リーダー温存はただの舐めプじゃなかったのか…。
こんな頑張っている子たちがあんなぽっと出のたいして芸能に興味ないやつの踏み台にされるなんて…。
次回に期待です…。{/netabare}
第4話視聴しました。
{netabare} いやぁ、やはりこのヘンテコな感じが妙にクセになりますね。おかしな部分に笑いながらツッコんでいけるのはなかなか楽しいです。
スポンサーがプレイヤーロボットのレンタル費用を負担とか妙な部分で設定の補強がされているのが面白いですねw
事務用ロボットのノノちゃん登場で急にSFの味が足されていくのも笑いました。
今話でキャラのステータスが開示されましたが、パワーとかクイックネスとかギアをつけて身体能力を強化しているのにどれ程信用できるものなのでしょうか。むしろ、フィジカルとかの差を取っ払うのがハイパースポーツの魅力だと思うんですが…。
神奈川E2ブロック代表のアクアドロップの選手紹介の画面に気になることがいっぱいありましたね。チームの組み方にもそれぞれ特色があったり、アイリスリーグ?というのはなんなんでしょうか。この辺り色々設定がありそうで気になります。
May-Beeの選手たちと意外と和気あいあいと練習したり、遅くなったのでタクシーを手配してくれたりとなんだか脚本の都築さんのらしさが感じられますね。
それにしても23:00まで練習したりするんですね、葉山ちゃんが徹夜でバスケ練習していたりもしましたし、なんでここだけ旧時代的なスポ根なんですかねw
次の競技が野球に決まり、いよいよ人数不足の問題に悩まされるRISE。
なぜ少人数のチームが多いこの大会で野球が選択されるのかわかりませんが、この問題を考えると なぜ音楽の芸能を目指す女の子たちがハイパースポーツをしなくてはいけないのかという問題に戻ってしまうので深く考えるのはやめときましょう。
野球の練習ですが、リトルリーグの子どもたち相手に自分たちはギアをつけて挑むんかい。練習になるんですかね?
バッティングセンターで橘 雪乃さんとの邂逅ですが、170㎞の球をホームランて凄まじいですね。小鷹ちゃんや前原さんの身体能力が高いとはベクトルが違いますね。彼女ギアいります?
素でそんなにすごいならギアをつけたときのギャップがなくなってしまうように思うのですが、よりとんでもなくなるのでしょうか。
彼女もギアをつけているで良かったのではないでしょうか。
そもそもやっぱり、この世界におけるハイパースポーツの立ち位置がよくわかりません。
ハイパースポーツに関する番組がゴールデンタイムに放送される程人気があるはずなのに、リトルリーグの子どもたちがそれでもリアルスポーツの方を選んでいるのは何故なんでしょうか。
音楽系女性芸能人に枠を限定しても、神奈川だけでブロック代表を決めて本戦へ となるほどハイパースポーツは普及しているのに どうなっているかわかりません。
バッティングセンターなんかギアを用いてより手軽に楽しく!とできそうなのに、全員ノーギアで楽しんでいる模様。子どもから大人まで楽しめるホビー競技という設定はどうなってしまっているのか。
新たなキャラも登場してどうなっていくのか期待です。{/netabare}
第5話視聴しました。
{netabare}Extream Hearts S×S×S めちゃくちゃ重要やんけ…。
いや、ただまあ一つ言い訳をすると、配信サイトに#00があるのは知っていました。ですがただの放送前特番だと思ってスルーしていました…。
せっかくCパートあるんだからもっと宣伝してよ…。
とりあえず5話の感想です。
雪乃ちゃんは純粋に剣道少女かと思っていましたが、ソフトボール少女でしたか。
剣道の修行の一環で動体視力を鍛えるためにバッティングセンターに来ているのかと思っていました。
それと、思っているより彼女の抱えているものは重かったですね。
そりゃ1話以上かけて掘り下げなくてはいけませんね。
今話は雪乃ちゃんにまつわる話でしたが、野球の練習パートもなかなか凝っていましたね。
投球の場面とかエフェクト盛り盛りで迫力がありました。やはり、野球と派手なエフェクトは相性が良いですね。試合が楽しみです。
Extream Hearts S×S×Sの情報を得て、「エクストリームハーツ」という大会について考えたいと思います。
私はこの大会をクオンミュージックが主催していると聞いて主催者側の狙いがいまいち分かりませんでしたが、ようやく少し掴んだような気がします。
S×S×Sにて純華ちゃんやMay-Beeの人たちは「エクストリームハーツ」のことを「人気番組」だと紹介しています。
つまり、大会という側面はあるもののあくまで番組であるということです。
この様式は我々で言う、「M-1グランプリ」を想像すると分かりやすいでしょうか。
あれも、漫才師No.1を決める大会 という名目のTV番組で朝日放送と吉本興業が主催していますよね。吉本興業の立ち位置がクオンミュージックというわけですね。
この「エクストリームハーツ」という大会は、地域振興にも大きく影響を与えているようなので、企画を考えたクオンミュージックの人は天才ですね。
この世界はスポーツアイドルというのが確立した世界線なので、芸能の為にハイパースポーツを足がかりにしようとしているRISEはやはり動機が不純になってしまいますねw {/netabare}
第6話視聴しました。
{netabare}雪乃ちゃんが決心をつける様子や BanSheeとの試合、OPで存在しているものの未登場だった理瀬ちゃんの登場など、非常に盛り沢山なお話でした。
おじいちゃんは固い人かと思っていたら、結構砕けた感じで話すんですね。
雪乃ちゃんの背中を押す一連のセリフもかっこ良かったです。武人としての気高さも祖父としての優しさも感じられました。
理瀬ちゃんの登場も、咲希ちゃんが陽和ちゃんのファンとしてよく過ごした橋の下で、今度は咲希ちゃんが自分のファンと出会うという、なかなかエモーショナルなものでした。
さらに、S×S×Sでは雪乃ちゃんと他のメンバーの関係性が深くなり、純華ちゃんがチームキャプテンを務めることも決まりました。どんどん新たな関係性が構築されていくのはいいですね。
このように良いところもあるんですが、ただ…やっぱ試合がなぁ…。
まず個人的最大の謎なんですが、
BanSheeの宣言通り徹底した敬遠策をとられるRISE。苦しい戦いを強いられます。
1点のリードを許した、四回表のRISEの攻撃。
またもや敬遠でこの回先頭打者の3番小鷹が進塁。
……………ん? 『先頭打者の3番小鷹』??
いや、ちょっと待って下さい、先頭打者の3番小鷹っておかしくないですか? 彼女からの打順ってどうやったらなるんですか?
RISEの打順は
1番 陽和
2番 いっちゃん(プレイヤーロボ)
3番 咲希
4番 純華
5~9番 (プレイヤーロボ)
ですよね。
BanSheeの作戦通り行くなら、打順は1~6番でスリーアウト、7~9番でスリーアウトを繰り返すのでは?
実際、一回の攻撃は6番のサンちゃんまで回ってチェンジとなりました。 この時点で3番 咲希ちゃんの前には5人の打者しかいないので、四回の攻撃時 3番 咲希ちゃんが2打席目ということはあり得ません。
仮に何かのミスでプレイヤーロボが出塁して、打順が回って3打席目だとすると 二回、三回で14人の打者を処理しなくてはいけません。
1つの回で得点せず、打者を消費できる最大の人数は6人なので、これでは辻褄が合いません。
四回の攻撃時、3番 小鷹ちゃんから始めるなら、一回の攻撃時 陽和ちゃんがホームスチールを仕掛けるがタッチアウトになり、二回の攻撃が6番 サンちゃんから始まり三者三振でチェンジ。
三回の攻撃、9番が三振でアウト、打順は戻り1番 陽和ちゃんが敬遠で進塁、その後盗塁を仕掛けアウト、打者の2番 いっちゃんも三振でアウトでチェンジ。これなら一応辻褄が合うようになります。
が、しかしここまで書いておいて何ですが、一回の6番 サンちゃんは審判にバッターアウトと宣告されているのでこれも成り立ちません。
私は野球に詳しくないのでもっと精査すれば成り立つルートがあるのかもしれませんが、そこまで複雑にする理由が分かりませんし、必要もありません。
ただ単純に五回の攻撃時に1番 陽和ちゃんが敬遠で進塁、盗塁を仕掛けるもアウト、2番もアウトでツーアウトから3番 咲希ちゃんからの雪乃ちゃん到着で良かったのではないでしょうか?
小鷹ちゃんから始めたかった理由とはなんだったんでしょう?
雪乃ちゃんのホームランも良かったんですが、
あれだけネタふりをしておいて、結局挑発に乗るような形になってしまったのは残念です。
もっとBanShee側に雪乃ちゃんと勝負しなくてはいけない状況が作られれば良かったんですけどね。
陽和ちゃんのスピードを活かしたホームスチールとか、広すぎる守備範囲でのスーパープレーとか見てみたかった気がします。
イチロー選手の エリア51 みたいに異名がついたりしたら面白いのになぁと思いました。
結局、試合事態が巻き気味で終わった印象です。今回でどうしても理瀬ちゃんまで出したかった理由があるのでしょうか。
次回に期待です。{/netabare}
第7話視聴しました
{netabare}話としては理瀬ちゃんが加入しましたってだけなんですが、咲希ちゃんとの関係性の構築や彼女の負けず嫌いな一面を垣間見ることができ、フットサルハイパースポーツのエンタメ性もあった1話でした。
PK対決はまんま少林サッカーかイナズマイレブンで笑いました。
理瀬ちゃんのトラウマも、自分が全力を出すと相手を壊してしまうって紛うことなく化け物ですねw
切磋琢磨した憧れの選手との念願の試合で、開始2秒 飛び上段左回し蹴りでガードの上から骨を折ってKOてバキとかケンガンアシュラの世界観ですねw
雪乃ちゃんの身体能力が上限かと思っていましたが、まだ上がいるとはw
理瀬ちゃんはS×S×Sにてベンチプレスは自重の2倍弱、握力は75㎏と言っていたのでゴリラやんと思っていたら、作中でもゴリラ女子と括られていましたね。
RISEはどんどん超人の集まりになっていきますね。
個人的に少し残念だったのは、ギアについての詳細が語られないことです。
ギアをつけていれば具体的にどんな働きをしてどうサポートしてくれるのか、キーパー用のギアにはどんな特徴があるのか、などのギアについての設定がもっと凝ってあればなと思います。
理瀬ちゃんとか他のみんなもそうですが、もっとリアルスポーツとハイパースポーツとの差異を感じてもいいのかなと思います。それによってハイパースポーツの設定の輪郭がハッキリするように思います。 今回は理瀬ちゃんの心情を優先しましたけどね。
逆に個人的に嬉しかったのはS×S×Sにてスマイルパワーの皆さんが再登場したことです。
次回の水着回も期待です。{/netabare}
第8話視聴しました。
{netabare} 新メンバーに理瀬ちゃんを迎え5人体制となったRISE。本戦ニ回戦、三回戦と危なげなく勝ち進み、2度目のライブステージへと挑みます。
相変わらずの作画でのライブパートには脱帽ですね。 決して、目を見張る程ダイナミックに、物凄くぬるぬると動いているわけではありませんが、カットやカメラワークが工夫されていて見応えあるものになっていました。
CGも使われていましたが、舞台の後ろから影になったキャラを映し、動きの滑らかさを底上げし、再び顔が映るカットでは作画に戻る。と技術が効果的に使われていました。
作画だから良い、CGだから悪い。なんてことは決してありませんが、少なくともこの作品においては作画によるライブパートがハマッていると思います。
ライブパートの後は海でのお仕事パートです。
前回の予告で 次回は水着回です! と言われてはいましたが、まさか30人弱のキャラが登場する水着回だとは思いませんでしたw
このキャラ数の水着デザインを考えるの大変だと思うんですが、すごいですねw
RISEの5人だけが登場すると思っていたので、良い意味で予想を裏切られました。
騎馬戦にて陽和ちゃんはギアなしでもハイパーな動きをしていたので、いよいよ陽和ちゃんも超人の域に足を踏み入れたのでしょうかw
話は進み、次の対戦相手は snow wolf に決定しました。
自分たちでチューンしたロボットを使うって、ア…アリなのかそれ…。
競技にロボットが参加OKなのも、事務員ロボットが貸し出されているのも、QON制ロボットのプロモーションも兼ねているからだと思っていたんですが、ロボットのレギュレーションとかその辺りのルールがどうなっているのか気になります。
今回、本編ではライブパートや水着パートなど楽しげな様子が多かったからなのか、S×S×Sでは LINK@Dollの皆さんが登場しつつも、真剣に練習に取り組む様子やMay-beeも合わせたチームリーダー3人の会話などが描かれました。
相変わらず、S×S×Sの情報量は凄いですねw
やはり、印象的だったのはRISEは負けたらどうするのかという点に触れたことです。
陽和ちゃんはあまり詳しく話せていないと言っていましたが、一応は個人個人とそういう話をしていることに驚きました。
陽和ちゃんは、事務所を立ち上げた際にも思いましたが、割りとこういう所はしっかりとしていますよね。
本当ににリーダーに向いているというか、理想的な上司になれそうですよね。
この負けについての話は、これからRISEが負けることのフラグでしょうか。
というのも、残り話数も少なくなってきて、話の落としどころが気になるところです。
順当にいけば神奈川予選まででしょうが、RISEが神奈川代表になって、次は日本一だ!と「俺たちの戦いはこれからだ!」ENDになるのでしょうか。 それはそれでいいとは思うんですけどなんかそれだとねぇ…。
突飛な設定でありながらも丁寧な作りが売りだと思うので、これから先どうなるのか期待です。
{/netabare}
第9話視聴しました。
{netabare}snow wolf の2人はてっきり「雑魚は引っ込んでな!」的な方たちかと思っていましたが、普通にめちゃくちゃいい人たちでしたね。
コミュ力抜群の陽和ちゃんと共にAパートをまるまる彼女らの掘り下げに使ったので、試合パートではどちらにも感情移入できて良かったです。
バレーボールで序盤13点差あってもいい勝負になるのはハイパースポーツが故でしょうか。
物凄く野暮な事を言うと、バレーボールは主審が笛を吹いてから8秒以内にサーブを打たなければいけないので、最終局面でサーブを打つまで69秒かけた陽和ちゃんは反則になってしまいますねww
そんなことはともかく、神奈川代表を決める闘いはいよいよ佳境ですが、これからどうなるのか期待です。
S×S×Sでは、またミラクルパワーの皆さんが出てきたのが嬉しかったです。
前回気になったロボットの独自チューンの問題にも言及されていたのが印象的でした。
こういったルールが開示され「Extream Hearts」という大会の輪郭がわかるようになるのは大変良いですね。次回にも期待です{/netabare}
第10話視聴しました。
{netabare} 今回のお話、前半は病院でのライブや焼肉屋での食事会など低カロリーな描写と脚本となりました。
ですが、snow wolfの所信表明、物語のきっかけとなった陽和ちゃんと咲希ちゃんの関係性に立ち返ったり、陽和ちゃんの怪我による次回への引きなど、低カロリーながらそこそこ満足度のある話だったと思います。
snow wolfが登場の遅れを取り戻すが如く、S×S×Sでも もりもり出番を与えられているのはちょっと面白いですね。
いよいよ最終回も近くなってきて、神奈川大会決勝の行方やライブパートがどうなるのか期待ですね。{/netabare}
第11話視聴しました。
{netabare} 神奈川大会決勝戦、強敵May-beeとの戦いを描いた1話。
序盤に大きくリードされたり、陽和ちゃんが左足を負傷したりと窮地に立たされるRISEでしたが、チーム一丸となりなんとか勝利することができました。
スポーツもの特有の熱さが溢れる1話だったと思います。
怪我をしたときの陽和ちゃんの心情も、陽和ちゃんを支えようとするメンバーの心情についても描かれ、素直にRISEを応援することができました。
S×S×SではRISEやsnow wolfのみんなが曲の解釈や歌割りを考えたりして、次のライブパートの期待を煽るようになっていたのも良かったです。
ですが、ストーリーの本筋やおまけの肉付けが良かった分、やはり「ハイパースポーツ」という設定の弱さが惜しいと感じてしまうところでもあります。
確かに動きは派手で良いんですが、前のバレーボールでもそうでしたが点数の取り合いでしか鍔ぜり合いを演出できず、残り時間だけでしか緊張感を出せないのはもったいないように思います。
ハイパースポーツの面白味が、動きが派手であるだけで終わってしまっていますね。
ともあれ、次回のライブパート期待です。{/netabare}
第12話視聴しました。
{netabare}いやぁ…いい最終回だったと思います。いえ、ここは作中でもあったように いい区切りだった。と 言っておきましょう。
やはり、注目すべきはライブパート。
まず、May-beeのみなさんのライブからでしたが、とてもカッコよかったですね。
相変わらずカメラワークが良く、決めカットもあり非常に盛り上がる一曲でした。
この盛り上がりがちゃんと作用しているのは、これまでの作中で RISEの越えるべき壁として、切磋琢磨するライバルとして、ハイパースポーツアイドルの先輩として など、May-beeの魅力を積み重ねてきたからこそですね。
特にS×S×Sでの羽月ちゃんのスポーツアイドルに対する思いには感銘を受けました。
続いて、RISEのライブパート。
曲の途中 想いが溢れ、涙が堪えきれなくなり歌を詰まらせてしまう陽和ちゃん。
事務所からクビを通達されてもすぐに切り替え、バスケの練習も徹夜で勤しむ鋼のメンタルの持ち主の陽和ちゃんが流した涙には、まさに万感の想いが込められていたことでしょう。
RISEの他のメンバーも、直前のフリにあったように、陽和ちゃんが歌を詰まらせてしまっても自分たちのパフォーマンスを維持し、余計な台詞はなく陽和ちゃんを支えようとしていたのも胸が熱くなりましたね。
今回のお話、勿論ライブパートがメインではあるのですが、陽和ちゃんがちゃんと主人公になっていたのが良かったですね。
陽和ちゃんから始まった物語として、もう一度橋の下に立ち返っているのもいい演出でした。
S×S×Sでも咲希ちゃんの「陽和先輩の歌が世界に届く場所まで連れていく」が掘り下げられていましたし、物語の原点を再認識するような作りだったと思います。
幕引き自体は「俺たちの戦いはこれからだ」通称「おれたたEND」なんですが、試合とライブを分けたことで区切りがキレイついて、尻切れトンボ感が軽減されていたように思います。
彼女達の「またね」がいつか実現されることを期待させる そんな区切りの付け方でした。{/netabare}
全体を通して
{netabare}最初は完全なイロモノ、ネタアニメかと思っていましたが、話数を重ねていく内にキャラの心情にはちゃんと血が通っていることがわかり、一見トンチキな設定にも意外と正当性があることがわかったりして、気づけばRISEや他のチームのファンになっている、ちょっと不思議だけど妙な説得力のある作品です。
個人的に好きなところは、RISEのメンバーが葉山 陽和を立てようとしているところです。
陽和ちゃんという懐のデカいリーダーに応えようとする他メンバーとの関係性が好きです。
もう1つ好きなところであり、良かったなと思うところは、RISEの関係性を深めるためにグループ内で不和が生じる、とかが無かったところです。
こういうアイドルグループとかでは、ケンカして仲直りして関係が深まっていく、とかはあるあるで一概にこういう展開が悪いという訳ではないのですが、安易に行うと小手先感が否めないんですよね。
仲良くなった。っていうプラスの方に行きたいのに、マイナスにしてそれが元に戻っただけってパターンはよくありますし、一度大きくモメて、それが修復されれば一見すごいように見えますけど、キャラの印象が悪くなったり、モメたって印象が強く残ってしまう場合もありますしね。
ただ、脚本書く側にすれば楽なのでこの手法はよく使われますよね。
同じ時期にやっている、某ラ○ライブ スーパースターではお得意の手法です。
RISEにおいてはその辺りが丁寧に自然となされていました。
残念なポイントを上げるとするなら、やはり「ハイパースポーツ」についてです。
様々なスポーツのユニフォームを着たキャラを見ることができたのは喜ばしいのですが、競技自体はあまり魅力的ではありませんでした。
サッカーやバスケを下地にするか進化させるかでもいいので、ここは意地でもオリジナルスポーツに挑戦してほしかったところです。
最後に
私の星の点数の付け方はあくまで目安ですが、これはS×S×Sの内容も含んだ点数です。
というのも、1話辺り約25分で1クール12~13話の決められた尺のなかで、1話毎にキャラの立ち絵でテキストスタイルのおまけが6~9分あるのは、反則気味の裏技だなと思っています。笑
あれだけ情報量の濃いものがあれば、そりゃ思い入れも深くなるってもんです。いや、嬉しいんですけどね。
ですので、本作品を視聴する際にはS×S×Sの同時視聴をオススメします。{/netabare}