ひろたん さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
言葉は無くても想いが伝わる、それが、写真。台詞は無くても想いが伝わる、それが、この作品。
シューベルトのピアノソナタに乗せて描かれる一人の女性と写真館の主人との交流。
わずか16分間に凝縮された激動の時代、明治、大正、昭和。
人の一生が短いのか、はたまた、世の中の変化が速いのか。
たぶん、その両方。
でも、歳をとって分かったことがある。
それは、世の中が変わっても、自分の性格は、たぶん子供のころから変わってない。
この先も変わらない気がする・・・。
この物語の女性も子供のころからずっと笑顔が苦手。
でも、笑えないわけではない。
人前で笑顔を作るのが苦手なだけ。
笑顔で写真に写るのが苦手なだけ。
そう言う性格だから仕方ないだけ。
そもそも、どうして笑顔を作らなければいけないの?
ふと、写真の中のもう会えない家族と目が合った。
笑顔だった。
なんだかこちらも笑顔になれた。
そう言うことだったんだと気づいた。
笑顔は作るものではないと気づいた。
写真から想いが伝わってきたのが分かった。
今度は、私も笑顔で・・・。
■まとめ
この作品には、台詞はない。
この作品から伝わってきたその想いに、ただただ、言葉もない。
言葉は無くても想いが伝わる、それが、写真。
台詞は無くても想いが伝わる、それが、この作品。