タック二階堂 さんの感想・評価
2.1
物語 : 1.5
作画 : 1.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
人気原作の待望のアニメ化。だが…
詳細は公式でも。
水上悟志さん原作のコミックをアニメ化したもので、原作は2005年から2010年まで少年画報社『ヤングキングアワーズ』で連載されていたそうです。
原作者の他作品は「プラネット・ウィズ」がアニメ化されていますね。ま、正直あれはノリが合わなすぎて2話で離脱したんですが…
前評判は相当高く、待望のアニメ化という感じ。ですが、制作がNAZという「はじギャル」だの「いもいも」だの「トクナナ」といった、主に作画面で微妙な作品ばかり送り出してきたという点で不安要素のほうが大きいと言わざるを得ません。
そしてシリ構成は「はじギャル」「いもいも」「禍つヴァールハイト」「蜘蛛ですが、なにか?」を担当された百瀬祐一郎氏です。「蜘蛛」で蜘蛛子パートとクラスメートパートをパッカーンと分けてザッピングした脚本をどう感じたかは、ご覧になった方の感想でも読んでみてくださいな。
でまあ、うーん…
=====初回視聴後、所感です。
{netabare}
懸念していた作画ですが、一見すると普通といったところなのですが、ほんのり細部にわたって安っぽい感じが出ていますね。ヒロイン・さみだれも、まったく可愛く見えないです。
ストーリーは、まあ初回ですし、舞台設定の説明をストーリーを動かしながら行うということでいえば、可もなく不可もなしといったところ。
原作が面白いんでしょうね。それは感じます。ただ、その面白い原作を、しっかり面白く映像化してくれるかどうか、今のところ不安要素しか感じません。たらればっても詮無いことではありますが、たとえばシリ構、脚本を吉田玲子氏、制作を京アニが担当していたら、ぶっちぎりの覇権候補になるんじゃないかと思います。
この言葉は好きじゃないんですが、間違いなく制作ガチャでハズレを引いたという初回の印象。ま、そうはいっても古い作品で、これまでアニメ化の企画がなかったということは、残り物には…というところなのかもしれないです。
作品の力で「福がある」となればいいですね。
{/netabare}
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
腹が立ってきました。
きっと原作は面白いんでしょう。それは設定とか、雰囲気とか、前評判で伝わってきます。でも、アニメだけを観ていると、それはまったく感じません。
展開をぶつ切りにしたような構成、テンポの悪い演出、無意味なカット、原作そのまま描きましたという古くさいキャラデザなどなど。雑音が多すぎて、ストーリーがすっと頭に入ってこないです。キャラが何をしたいのか、どんな行動原理で動いているのか、まったくつかめない。
いやもう、ホントにダメだなぁ、この制作は…
明らかにアニメ制作陣がつまらなくしているとしか感じません。人気漫画なんですよね、これ? 少なくとも、ここまではまったく面白くないです。
失礼かもしれませんが、明らかに力量不足。なんですか、あの河原での泥人形とのバトルの描写は。ぜんっぜん迫力なかったですよ。
う~~~ん…
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
ダメだダメだ。作画と演出のまずさで、何ひとつ面白みを感じません。
特に酷いのがバトル。
あのさあ、いったい何がどうなって泥人形を倒したの?
崖から落ちてきて、えっと何をしました?
あの夢のシーンとかもさ、なんも繋がりらしい伏線とかもなく、普通に朝のジョギングやってるから、あれはただの夢なの?って感じ。
そして、よくわからない犬と紋切り型のすかしたイケメンが出てきたところで、もういいやってなりました。
こう言ってはなんですが、いちおうプロの方々なんですよね。なんで、このクオリティでいいと思ったの?
他の制作会社の作品とか観ないんですかね。自分たちが作ったモノが、京アニとかA-1とかCloverWorks とかUFOと比べてどうなのか、考えたりしないんでしょうか…
なんかもう怒りしか感じません。うん。どんなに原作評価が高くても、NAZ制作という時点で今後は絶対に観ません。原作者、原作ファンがお気の毒としか言いようがないです。以上。
{/netabare}