タック二階堂 さんの感想・評価
2.9
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
退屈。
詳細は公式でも。
「からかい上手の高木さん」「くノ一ツバキの胸の内」に続く、3クール連続の山本崇一朗氏原作コミックのアニメ化作品です。制作は今期「ジャヒ…」じゃなくて、「うちのメイドがウザ…」じゃなくて「最近雇ったメイドが怪しい」と掛け持ちのSILVER LINK.です。
とまあ、芋づる式にいろんな要素が出てくる出てくる。ちなみに、主人公の歩くんは、雰囲気も喋りも前期「阿波連さんははかれない」のライドウくんにそっくりです。
別にネタバレで隠すほどの内容でもなかったので、このままベタで書きます。
よっぽど、この作者の方はもどかしい恋愛ちょっと前状態が好きなんでしょうね。単に図式が「高木さん」と逆になっただけ。で、主人公の歩くんをサイコパスに描くことで、(ほんのちょーっと)差別化を図ろうと。
将棋要素はほとんど描かないのは英断だったと思います。知らないことは描くもんじゃないです。
これまた、この作者お約束の、雨が振りましたーからの相合い傘。それ「高木さん」で何回見せられたよ?
シルリン、作画がんばってますね。駄なろう制作のときとは力の入れ具合が違う。特に、うるしさん(なんつー名前だ)の可愛さだけは最後まで死守してやるという意気を感じます。まあ、この作者特有の「でこっぱちヒロイン」というのは相変わらずなんですけどね。
初回視聴の印象は、「これって15分枠でよくね?」です。
退屈で30分が長く感じました。シナリオも抑揚がないのか、なんだろ、一本調子な印象。似たようなコンセプトの作品「古見さん」1期の初回が、演出とか脚本であっと言わせたのとは大違い。初回からこんな調子では、すぐに飽きちゃう感じがしますね。
とりあえず3話まで様子見します。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
シルリンは、ここんとこはすっかり「安っぽい“なろう”異世界モノ」御用達の制作会社と成り果てていましたので、久しぶりにこういった日常モノといった印象です。いや、そうでもないか。「ジャヒー様」とか担当してるから。
でもまあ、最近のイメージだと安っぽい省力作画といったところ。そんな安っぽい作画には、こういう安っぽい物語が合っているのかもしれないですね。うん、実に安っぽいペラッペラさが逆に心地良いというか。
この話をCloverWorksの超絶作画でやられてもねえ、という感じです。なので「くノ一ツバキ」は微妙だったんですよね。あれこそ、シルリンとかJCあたりが担当すればよかったと思います。
原作者センセの性癖ダダ漏れ。前回は相合い傘でしょ。今回は間接キス。もうね、手垢がつくぐらい「高木さん」で擦りまくった恋愛一歩手前のもどかしさ的な何か。
サブキャラの置き方も強引なんですよね。幼馴染ふたりを無理くり出しましたといった感じ。なんか「高木さん」の3バカ女子トリオみたいな配置。
2話にして、早くもやることねえもんだから運動回で1話引っ張るというね。キャラに愛着もないのに、何かを目指して頑張るぞー的なものをやられても、ポカーンでしかないんですよ。
ここまでは、正直まったく面白さを見出だせてないですね。
うーーーん…
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
ヒロインのうるしが可愛く描けており(ちょっとデコっぱちですが)、CVの中村カンナさんの演技もかなりいいと思います。
でもね、いかんせんストーリーが退屈。
早くもやることがなくて運動会をやった前回。今度は文化祭だそうです。これは、いったい誰に責任があるんでしょうか。原作者? 脚本家?
普通に考えて、3話でやることじゃないですよ。なんすか? 次はうるし先輩が修学旅行にでも行って、離れ離れになるふたりとかですか?
山本センセ3クール連続の3部作は、見事なほど右肩下がり。なんだろ、この作品にはあまり思い入れがないのかな。主人公の“エセ・ライドウくん”もそうだし、主人公の幼馴染2人組も、うるし先輩の友達も、まったく魅力がないです。
「高木さん」でさえ、それほど面白いと思っていない僕にとって、この作品の長ーい30分を毎週耐えるのは苦行でしかないので、セオリーの3話切りとさせていただきます。お好きな方にはごめんなさいね。
{/netabare}