「メイドインアビス 烈日の黄金郷(TVアニメ動画)」

総合得点
81.4
感想・評価
434
棚に入れた
1634
ランキング
414
★★★★★ 4.1 (434)
物語
4.0
作画
4.2
声優
4.1
音楽
4.0
キャラ
4.1

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ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

完璧そす。

詳細は1期と劇場版「深き魂の黎明」を観てください。
ていうか、観ないでここから観ても理解できないと思います。

つくしあきひとさん原作、竹書房『WEBコミックガンマ』で不定期連載中のコミックのアニメ化作品です。

2017年夏アニメだから、実に5年前に1期が放送されましたね。そのころは、僕が放送前にクールNo.1の名作になると言ったら「これだからニワカは。メイドインアビスなんて覇権になるわけないだろ」とバカにされたもんです。キャラデザで、そう思った人が多かったんでしょうね。

しかし、蓋を開けてみれば数年に1作出るか出ないかの傑作となり、その後は映画にもなるといった破竹の勢い。そして、待望の2期がやってきました。制作はもちろん、一貫してキネマシトラスが担当。やっぱり、この作品に主力を投入したから、「盾の勇者」があのザマだったのでしょうか…

で、

=====第1話視聴後、所感です。
{netabare}
見たことのない女の子や、周りの人たち、船に乗って航海してきた冒険者の団体からのスタート。おや? これは誰でしょうね。

で、いよいよリコ、レグ、ナナチの3人は、「黎明卿、新しきボンドルド」に別れを告げ、いよいよ深界六層「還らずの都」へと向かうといった初回でした。

失敗のできない作品というものはあるもんで、これもそういった作品に位置すると思っています。そういうことなのかどうなのか、劇場版からも2年、1期から7年という準備期間を経ての新作になります。

初回は、さすがの一言。
冒頭の知らない人たちのキャラデザを見て、一瞬「あれっ? こんなもんだっけ?」と思ってしまいましたが、リコたちが登場し、深界の背景美術には圧倒されましたね。美しいです。

そして、美しい背景とは裏腹に、このクールもえげつない描写があることを予感させる上昇負荷の描写や、富田美憂さんの脱糞シーン(いや、リコですが)など、これがメイドインアビスだなという世界観が蘇ってきました。

まあ、大本命なのは言うまでもないでしょうね。
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
リコ、レグ、ナナチの3人が、それぞれの事情で深界六層を別行動しているという回です。

ファンキーな世界観だけど、ただよう不気味さ。無遠慮なグロさ。散りばめられた謎。そして、最後にミーティー登場という衝撃展開。すべての面において完璧でした。

なんていうんでしょう。今期で言えば、「リコリコ」が華やかさで、「異世界おじさん」が変化球で話題を集めていますが、この作品は小細工なしの“横綱相撲”で覇道を突き進んでいるといった印象です。
{/netabare}
=====第10話視聴後、追記です。
{netabare}
なんて残酷でグロテスクで美しい世界…

これはもう★オール5もやむなしですね。
あえてネタバレは一切しません。文句なしに今期どころか、ここ数年でもトップクラスに素晴らしいアニメ作品だと思います。
{/netabare}
=====最終話視聴後、追記です。
{netabare}
圧巻。完璧。

すべての要素が完璧でした。
とにかく、未視聴の方は1期から追っかける価値があります。
そうすれば、いかにこのアニメが段違いかを理解できるでしょう。

円盤売り上げ、配信売り上げでは表せない、覇権とかそういう言葉とは違う次元で素晴らしい作品。ちょっと比較にならないですね。

原作の秀逸さを、それ以上のパフォーマンスで答えてくれたキネマシトラスに大きな拍手を。
{/netabare}

投稿 : 2022/09/29
閲覧 : 273
サンキュー:

9

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