いるかん さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.5
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
アニメ化の粗が目立ってる印象
まず、自分の立ち位置を示すために、原作は、Web版(なろう版)だけ読んでます。
Web版は既に外伝になっており、割と最新まで読んでるファンです。
そのため、逆境すぎる部分が落ち着いた今期も基本楽しんで見れますし、霊亀戦から異世界に突入するのは知ってた話と大きく違ってたので、途中まではwktkしながら見てました。
ですが、結果はタイトルの通りです。
先にいいとこあげておくと、主人公の表情とか、戦いなどの動きには、割としっかりしてる方だと思います。
ストーリーも、Web版だと異世界勢はグラスだけだったので、異世界の人だけでなく世界そのものには知らない楽しみもあったし、新キャラ、オストの心情変化や、リーシアの成長などといった伏線も良かったです。
最終話の構成もなんなら「結構いいな」と思ったくらいです。
それでも、粗が気になってしまったんです。
霊亀戦までは「エクレールさん登場はいいけど使い捨て」くらいだったんです。
が、異世界以降は「ミカカゲ首都の砂時計のある屋敷で、渡り廊下が十字路」とか、
「同じ屋敷で、行き止まりを演出するためとはいえ、障子の向こうに壁、が多すぎて建造物として考えると苦笑レベル」とか、
「刀の眷属器に選ばれた時のラフタリアは子供サイズなのに、走って逃げたら同行していた異世界の四聖勇者も撒かれる脚力」とか、
「逃亡ラフタリアがたまたまたどり着いた神社で、巫女服に着替えただけで急成長プラス一時的とはいえ無双モード」とか、
「四聖獣の複製体のうち、一番強そうなやつは飼い主の呼び出しに間に合わず、飼い主が切られた後になってようやく神社の階段下」とか、
「死後の再登場が、安直なゾンビ絵になってしまい、生前との乖離がひどいクズ二世」とか、
「キョウとの戦いで、ラースシールドIVを乗り越えたはいいが、謎の砲台盾には説明がない」とか、
「波はだんだん厳しくなっていくはずなのに、主人公がいない本来の世界の波発生を、槍、剣、弓だけでナレ勝ち」とか。
結局、アニメ化で手抜きしたと思えるところがちょいちょい引っかかってしまって、原作ファンとして期待していただけに、物語と作画を減点しました。残念です。
3期があるなら、そういう粗が気にならなくなることを願ってます。