テナ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
幻のシックスマン
奇跡の世代と呼ばれた5人の高校生と彼らが1目置いた幻のシックスマンのお話。
主人公、黒子テツヤは誠凛高校に入学し帰国子女の火神大我と出会います。
【黒子テツヤ】
主人公の黒子テツヤはバスケはそんなに上手くありません。
しかし、彼は1つ特技を持っています。
それはミスディレクションを使ったパス回しです。
彼は奇跡の世代を倒して日本一になりたいと言います。
しかし、1人では勝てないから力を貸して欲しいと彼は言います。
実は、この作品は黒子テツヤが感じた帝光中学奇跡の世代に対しての答えを見つけるのが物語の1つとなっています。
例えば……
黄瀬は言います「スポーツなんて勝ってなんぼじゃないスっか」
スポーツで大切なのは勝ち負けってのは確かにあります。
やる以上は勝ちたいし勝つために練習してます。
緑間は言います「無名の新設校に行ったのは頂けない。」
確かに新設されたばかりで無名のバスケ部です。
しかし、黒子テツヤが誠凛を選んだのには理由があり、黄瀬涼太の疑問がこの答えになります。
これは3期の黒子テツヤの帝光中時代の回想なのでここれは書きませんが、よく見てみると、こうした複線が張り巡らされてるのが、この作品の面白さです。
ミスディレクションパス、超回転パス、イグナイトパス、これらは黒子テツヤの協力な武器です。
しかし、奇跡の世代エース青峰大輝には何一つ通じず「お前のバスケじゃ勝てねぇよ」と言われてします。
自分が、全力で挑んで何一つ通じないのは凹みますね…………
【火神大我】
バスケが上手い帰国子女。
普通に才能があり奇跡の世代にも引けを取らない実力です。
黒子と連携する事でその力をグイグイ引き出す事が出来るし勝負を諦めない闘志の持ち主です。
彼の力で奇跡の世代とも同等かそれ以上で戦えるのです。
奇跡の世代との戦いで徐々に力を開花させる
【黄瀬涼太】
奇跡の世代のパーフェクトコピー
最初の頃の黄瀬は人真似が上手でずば抜けたバスケ選手くらいのレベルです。
彼自信、「他の4人は別格スっよ」ってセリフもあります。
理由としては、黄瀬涼太は人の真似が出来るから業を覚え自分の武器に出来ます!
しかし、奇跡の世代のコピーは出来ない。
要するに、秀才までのコピーは出来ても天才のコピーは出来ないからあくまで常人止まりなんですよね。
しかし、進化を見せるのがVS青峰大輝、奇跡の世代の彼は観察し青峰大輝のコピーをする。
それが、彼の進化の現れであり、誠凛との試合の敗北で得た彼の成長。
自分の為ではなくチームとして勝ちたい
【緑間真太郎】
コート全てが彼のシュート範囲でありスリーポイントシュートの天才
これどうやって止めるの?ってのが私の感想。
ただ、試合中は自分の力を過信しすぎたり、全て自分にボールを回せとかワガママも多い感じがしましたね。
【青峰大輝】
チェンジオブペースの切り替えが早く型にハマらないシュートは一定範囲内からゴールを決められます。
奇跡の世代でも別格「俺を倒せるのは俺しかいねぇ」って程の自信家。
強者の孤独。
中学時代に彼と対峙すると選手が諦めてしまい青峰がボールを取る度に何もしなくなる……バスケが大好きだった彼は……やる気をなくす……
練習すると強くなる……そうすると、対戦相手との張り合いがなくなる。
しかし、当時、その事を黒子から指摘されます「もしどんなに力が、離れてても手加減されたり手を抜かれたりするのは、ボクが相手だったら絶対してほしくないです。」
同じバスケが好きだった黒子の言葉だから、彼も確かにそうだと感じたのでしょう。
青峰は練習を再開しますが、別の日の試合で青峰が強すぎるから対戦相手が戦意喪失したのです……
黒子が……青峰が……されて嫌だと感じた事をされてしまう……
だから、大好きなバスケは、青峰の中でつまらなくなった……
強者の気持ち……
私は昔、オンラインゲームをしてました。
その中でもかなり強い有名なチームがありましたが、そのチームの団長が、解散して自分のアカウントを捨てました。
毎月、何十万も課金したアカウントです。
その団長の別アカウントでかなり弱いアカウントになった団長と数ヶ月後、同じチームになって聞いたら強くなり過ぎて面白くないから解散して、前のアカウントは捨てて無課金で遊んでると言ってました。
ちなみに以前、チーム戦の決勝で私は負かされて悔しくて泣かされた相手さんだったので贅沢な悩みだなぁ〜と思った記憶がありますw
やはり、どんな世界でも強くなりすぎると面白くなくなるのかもしれません。
青峰もこの様な気持ちだったのでしょう……
そうして、青峰には黒子も火神も……奇跡の世代の1人、黄瀬でも勝てないのでした。……
1期はインターハイ決着までになります。
そうして、物語は冬のウィンターカップへ
そして、誠凛高校にエースが帰ってくる!