大重 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
作画のクオリティは非常に高い。ただ主人公のクズっぷりが…
1話感想
本作もクオリティは高いですね。
スタッフにも注目ですね。
丸戸史明といえば往年のエロゲーでは名ライターの一人として名を馳せた方ですね。
いや今は冴えカノの作者で通るのでしょうけれど。
というわけで注目ですが…
とりあえず主人公のクズっぷりが気になりましたね。
主人公をクズにすると、同じようにクズな視聴者が、自分みたいな奴でも女の子に愛してもらえるのだと居心地が良くなる、という説もあります。
そのせいか古い漫画、エロゲーの主人公は劣等生のクズタイプが非常に多かった。
しかしオタクをやっている男は、遊び呆ける不良を横目に大人しく本を読んでいるタイプなので、実際には勉強のできる優等生が多かったのでしょう。
最近のラブコメ主人公は勉強ができる男がめちゃくちゃ多いですね。
というわけで最近は良くなったと思っている私には、古いタイプのクズ主人公はちょいと…いやかなりストレスでした。
女の子にたかっているヒモなのもダメですが、本業においてもねぇ…。
無茶なダンピングは周りの言う通りただの相場荒らしです。
見積もりってのはかかるコストとリスクで適正に算出しなきゃダメなんですよ。
普段金に困っているんだったら、周囲の見積もり額を見抜いて少し安いくらいの見積もりをつけろよ。
だったら主人公とヒロインの2人だけで瞬殺で被害0で片付けるから、全くローコストなのだ、と主張してくれるのかと期待したら、
人手は他社にだしてもらって、普通に人海戦術。
しかも大きな被害も出していると。普段もダメ、仕事でも無能って一体どうなの?
とまあ普通にストレスでしたね。
ただ作画のレベルは高いんですよ。ヒロインは可愛いですしね…。
もうちょっと様子は見てみますが主人公がストレスで切る可能性があります。
全話感想
1話で感じた違和感ですが、主人公達以外は高レベルな悪魔とまともに戦えていないという設定が後から提示されたので…。
いやじゃああの入札制度一体何なの? とも思いますが。
ただそうやって悪魔と戦える業者を鍛えていたことで最後役立ったのでちゃんと伏線にはなっていましたね。
途中から主人公が記憶を切り売りして廃人に成りかかりながら目的を達成しようとしている展開がありぐっと引き込まれました。
代償を支払いながら戦う展開は良いですね。
ただきさらが良い子過ぎて最後はご都合主義に…
まあ、最後はハッピーエンドなのは悪くないです。
駄目人間の主人公ですが、いつの間にか好き…は言い過ぎですが許せるようになっていたのかもしれません。
だから許せました。
いや記憶を全部失って廃人になれよ、という気持ちも3割くらいはありましたが。
作画は最後まで安定していましたし、ゲームに続くから全く途中で終わっているわけでもなくアニメはアニメでちゃんと完結していると言えると思います。
良い作品でした。
好みの主人公では無かった割には。