bk958 さんの感想・評価
3.7
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「Knockin' on heaven's door!!」
何らかの理由で死後の世界に迷い込んだ音無結弦は、そこで仲村ゆりをリーダーとし、神と戦っている"死んだ世界戦線"のメンバーと出会う。生前の記憶のない音無は彼女らと行動を共にし、この世界の真実を知ることになる・・。
序盤は衝撃的な展開とガルデモのカッコよさでかなり惹きつけられた。OPのLiaの声を聞くだけで泣ける気がしてくる。EDにも仕掛けがあったりして、全体的に音楽は演出にもかなり生きていたように感じました。
序盤のギャグパートはツボでした。TK、高松、直井、ゆいなんかはキャラが生きてましたしね。さすが岸監督(^^)
ストーリーのピークに感動があるため、泣けたかどうかでまた印象が変わってくるかと。個人的には泣き損ねた。
一番泣かせにきてたっぽい10話は、日向のセリフに違和感がありすぎて・・。「やんよ」口調ってのもですが、なぜにあんなに上から目線なのか・・・。完全に主観ですが、「子供産めなくても・・」なんて好きな人に言うべきセリフじゃないし、不謹慎すぎる。あそこまでの二人の過程が描写されてるならまだわかりますが。ゆい&日向の両声優さんの演技は凄く良かったと思います。
最終話も感動する展開とは思わなかった。なるほどという部分はありましたが。消える前の軽いノリであったり、戦線のメンバーはサクッと成仏させられ、カットされたことで、成仏するシーンに重みがなく、感動がなかった。死なない設定もギャグシーンで存分に使った分、バトルシーンやこの世界から消えるシーンのシリアスさを奪っている気がする。死なない設定&バトルなしで各キャラ掘り下げた方が良かったんでないかなぁ。
ハッピーエンド好きとしては、あのエピローグは好きです。ベタですが。何年越しの願いなんだと考えると感慨深いものがありました。
作画は悪くないけどキャラデザは癖がある。ライブシーンは迫力があったし、ガルデモの楽曲も良かった。
全体を通して魅力ある要素が多々ありながらも、思ったよりも・・・というのが感想です。