神谷 さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
感想
GOSICK
感想
作者は桜庭一樹。作者は直木賞を受賞しています。
アニメの内容は面白い。推理ものとしてはよく出来ていると思います。
ただやはりライトノベルなので見る人を選ぶということはありますが、簡単に言うとツンツンデレの美少女と探偵と一緒に恋仲みたいになり物語を通して事件を解決して、最後は仲良くなりました的な感じです。まあでもツンデレというよりクールという感じですが、ラノベなのでヒロインが活躍します。
そして主人公は日本出身で軍人の家系に値する優男であり、頭が悪いのでヴィクトリカ(ヒロイン)に補助役をする。そして最後は引き裂かれて、主人公は日本に戻るが、ヴィクトリカも日本に来てそこで結ばれるという内容。
ここからは感想。
作中では中世が舞台ですので、やはり推理ものとしても楽しめますが、やはり、引き離されたり、くっつかれたりすると感動できます。
ただ、口悪いのはヴィクトリカなので、ややそういう女性が好きな人向けになります。
推理物の醍醐味としてはトリックがどれだけ優れているかで、リアリティがあるとなかなかポイントが高くあります。
静かなところがあり、子供には分かりにくいところもあると思いますがよく見ると面白いでしょう。
やはりこの作品の醍醐味は、時代性という障がいというのが邪魔するのがとてもいい。二人は西欧人と日本人なので、日本では戦争前、主人公は坊主にされて言葉遣いを治すように言われる描写があり、虐待を受けて、それを乗り越えて、ヴィクトリカと再会するという描写があります。
最後の最後まで時代に振り回されるというのがドラマの味付けになっておりなかなか良かったです。