退会済のユーザー さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
日常系の新たなエース
”男”を知らないくノ一の里で暮らすツバキが、男という存在に
興味(?)を抱く所から始まる、くノ一日常コメディ。
「かわいいは正義」を体現したような作品であり、日常系作品としては
小林さんちのメイドラゴンに匹敵する癒し性能を持った強アニメと言っていい。
常に画面の中には可愛いと笑いが溢れていて、かつ胃もたれしない
絶妙な甘さに調整された癒し枠として毎週素晴らしい仕事をしてくれた。
キャラが多い上にキャラデザも似通ってるため最初は見分けがつかないが、
どのキャラも魅力的なおかげで意外に顔と名前が自然と入ってくる。
個人的最推しは9話で初登場の酉班。
班長舐めまくりのロリギャルくノ一、タンポポ・アザミと
堅物で真面目な班長スミレの関係性がとても良い。
ギャル2人の語彙力がカンストした会話は永遠に聴いていられる笑
2人が本当はスミレのこと大好きってのがもう尊死案件であり
本官は絶命しかけた(誰も聞いてない)。
ストーリーについて、描かれた内容はツバキ達の日常が大半であり
”男”が物語に全然関わってこない物足りなさはあった。
日常要素だけでも十分面白いが、2期以降は物語の中核である
"男"や里の外について詳しい話が描かれることに期待したい。
日常系とは思えないゴリゴリの戦闘シーンは大変贅沢であり、
ed曲に関しては13話全てでアレンジ・担当キャラが変わるという
おそろしい気合いの入り用。各キャラにあった歌詞とアレンジが
用意されていて毎回エンディングを飛ばせないからずるい(褒めてる)。
2022春はスパイファミリーやパリピ孔明をはじめ粒揃いであり、
本作の相対的注目度は決して高くないが、間違いなく
どの要素も高水準の良作なのでもっと評価されてほしいところ。